台湾の文化と社会
担当教員 垂水千恵  学期:冬  月・4
赤門総合研究棟738
 植民地期の台湾で書かれた日本語文学や台湾を表象した日本近現代文学のテクスト、および関連論文の講読を通じて、東アジアの文化交流の在り方や、文化の諸相について考える。同時に台湾の歴史・文化・社会についても知見を深める。
 1.概説
 2〜3.日本統治期台湾人作家@―楊逵
 4.日本統治期台湾人作家A―翁閙
 5.日本統治期台湾人作家B―龍瑛宗
 6〜7.日本統治期台湾人作家C―呂赫若
 8.戦前の日本人作家による台湾表象@−真杉静枝
 9.戦前の日本人作家による台湾表象A−大鹿卓
 10.跨時代的台湾人作家@―黄霊芝
 11.跨時代的台湾人作家A−邱永漢
 12〜13.現代日本人作家による台湾表象@−津島佑子
 14.現代日本人作家による台湾表象A−吉田修一
 15.まとめ
 受講生は、授業計画に沿って指定されたテキストを予め講読してくること。教員が概説した後、全員でのディスカッションに入る。学期後半では、受講生が順次報告し、その報告をもとにディスカッションを行う。

参考書:
 陳芳明著『台湾新文学史』、陳建忠編『跨國的殖民記憶與冷戦経験』、呉密察・黄英哲・垂水千恵編『記憶する台湾―帝国との相剋』他。適宜授業中に指定する。

 中国語の文献も読むので中国語が読めることが望ましい。但し、他学部・他学科からの受講生については相談に応じる。


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