担当教員  大西克也 学期:通年 火・2 赤門総合研究棟742
 従来難読を以て知られてきた戦国時代の楚系文字は、伝世文献と比較可能な郭店楚簡の出土により、その釈読が近年飛躍的に進歩している。本演習ではその成果を踏まえ、文字学的に厳密な釈文を作成し、新出土文字資料を扱う力を身につけることを目標とする。今年度は前年度に引き続き清華大学蔵戦国竹簡『繋年』を講読する予定である。



担当教員  大西克也 学期:夏 火・3 赤門総合研究棟721
 古代中国語文法を扱った論文を丹念に精読し、現代中国語を読む力と文法問題を考える力を養うことを目的とする。上古中国語(春秋戦国時代〜前漢時代)は、典型的な意味でのヴォイスを欠くとも評されることがあるが、本年度は上古の能動文・受動文の特徴を扱った論文を取り上げ、その文法的特質を考えてみたい。



担当教員  大西克也 学期:通年 金・4 法文1号館311
 漢字の誕生から我々が使う楷書の成立に至る変遷を概観し、漢字の性質や変化のメカニズム等を考える。豊富な新出土資料、一次資料を利用して、各時代におけるさまざまな漢字のありさまを紹介する。
教科書:宮本徹・大西克也編著『アジアと漢字文化』、放送大学教育振興会、2009年。



担当教員  大西克也 学期:冬 火・5 法文1号館 216教室
 司馬遷『史記』留侯世家を、中華書局点校本をテキストに講読する。外国語である古代漢語の語彙、語法に即した厳密な解釈を目指し、「なぜそのように訳せるのか」を問うことに重点を置く。現代中国語の学習歴は問わない。


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