精読・中国語文法研究(1)
担当教員  木村英樹 学期:夏 水・3 赤門721
 中国語で書かれた複数の現代文学作品または文法関係の研究論文をテキストに用い、語学および言語学的な観点からさまざまな問題を探りつつ精読し、語彙、品詞、文法範疇、文法構造等々の中国語文法に関わる基本的な諸概念や術語についての理解を深める。 授業は、全回を通して、テキストの音読、精読、分析、討議を以って行う。毎回、受講生は輪番でテキストの音読を日本語への翻訳を担当し、内容の分析と問題 点の指摘を行う。担当者の問題提起について受講生全員で討議を行い、問題についての理解と考察を深める。さらなる検討と考察が必要と思われる問題については、引き続き受講生各自が調査と考察を行い、次回の授業でその結果を報告し、問題に対する一定の理解と認識が得られた段階で、テキストの精読に戻る。

参考書:『文法講義』(朱徳煕著、杉村博文・木村英樹訳、白帝社)



担当教員  木村英樹 学期:冬 水・5 赤門721
 中国語で書かれた複数の現代文学作品または文法関係の研究論文をテキストに用い、語学および言語学的な観点からさまざまな問題を探りつつ精読し、語彙、品詞、文法範疇、文法構造等々の中国語文法に関わる基本的な諸概念や術語についての理解を深める。 授業は、全回を通して、テキストの音読、精読、分析、討議を以って行う。毎回、受講生は輪番でテキストの音読を日本語への翻訳を担当し、内容の分析と問題点の指摘を行う。担当者の問題提起について受講生全員で討議を行い、問題についての理解と考察を深める。さらなる検討と考察が必要と思われる問題については、引き続き受講生各自が調査と考察を行い、次回の授業でその結果を報告し、問題に対する一定の理解と認識が得られた段階で、テキストの精読に戻る。
参考書:『文法講義』(朱徳煕著、杉村博文・木村英樹訳、白帝社)

担当教員  木村英樹 学期:通年 金・2 赤門総合研究棟721
 近現代漢語の文法論と意味論を対象に、問題発掘の方法、視点の設定、先行研究の論点の整理、アプローチの選択、分析の手順など研究法について考える。
 初回の授業で、受講生の全員にそれぞれが関心を寄せている問題を報告させ、各自が一年の間に取り組む具体的なテーマを設定する。以後、受講生が順次自らのテーマに関する報告を行い、受講者全員でそれについての質疑と討議を行い、課題の解決と新たな知見の獲得を目指し、考察を深める。
 演習およびディスカッションの形式で行う。
 本授業の受講・履修は、本専門分野(中国語中国文学)の学生のみに限る。





担当教員  木村英樹 学期:夏 水・5 駒場1号館152
 

(昨日)雨が降った」も「(あっ!)雨が降ってきた。」も下雨了。と言うのはなぜ?我吃了十个子。”(私は餃子を10個食べた)は言えるのに、我吃十个子了。が言えないのはなぜ?是我的”(これは本です)は言えるのに、我要”(私はこれがほしい)が言えないのはなぜ?教室里有一个人。”(教室に人がいる)は言えるのに、教室里有王老”(教室に王先生がいる)が言えないのはなぜ?2文字の形容詞はたくさんあるのに、3文字の形容詞がないのはなぜ?なぜ?なぜ?なぜ???……基本的でありながら、初級や中級の中国語の授業では教わらない、しかし、中国語にとってはきわめて本質的問題を孕む諸々のトピックを、音韻・語彙・文法・語用論の各レベルから拾い出し、それらの考察を通して、中国語の意味と構造に関する理解を深める。加えて、中国語教育の観点から、理論的な問題を教育の現場で平易にかつ適確に学習者に理解させるための教授法についても適宜解説を加える。

第1講〜第2講 中国語の系統論的特徴
第3講〜第5講 中国語の類型論的特徴
第4講     中国語の音
第5講     中国語の語彙――形態素と語――
第6講〜第8講 中国語の品詞
第9講〜第12講 中国語の文法
第13講〜第14講 中国語の談話構造
第15講     中国語の語用論
毎回、ハンドアウトを配布し、講義形式で行う。
参考書:『中国語はじめの一歩』(ちくま新書)







   ことばと人間:ことばの機能〜しばる、つなぐ、とき放つ
担当教員
  唐沢、熊野、小田部、林、西村、小林、木村、高橋、柴田、佐藤 (社心)
学期:冬 水・4 法文2号館1番大教室
 本講義では、「ことば」が担うさまざまな機能に焦点を当てつつ、私たちとことばとのかかわりについて、哲学、美学、文学、言語学、社会学、社会心理学な ど、多様な学問領域の観点から議論を行う。異なる領域を専門とする教員・学生間の議論を通して、私たちの思索、芸術、認知、創造、社会構築などにおける言 葉の役割、統合的・学際的に考察し、「人文知=人と言葉の知」が世界を解き明かし再構築するありようを提示する。 下記のようなテーマでの授業を予定している(いずれも仮題であり、若干の変更の可能性がある、順不同)

1.中国語における人称詞と待遇表現――“ニィ・ハオ”と言わない中国人
2.ことばにできること、できないこと、できなければならないこと
3.電話のことば/活字のことば:メディア・テクノロジーという論点
4.必死になると怖い?――英詩のことば
5.「詩は絵のように」(ホラティウス)の系譜学
6.ことばは人をつなぐのか?―インド少数民族の場合
7.アメリカ・マイノリティ文学の英語
8.ことばによりしばられる社会の認知
9.しばり、つなぎ、とき放つ、モノとコトバの(厄介な)関係

授業の方法
1)初回は講義スケジュールや授業の進め方についての確認と講師の紹介を行う。
2)2回目以降は、講義担当者による授業(40分〜1時間)の後、議論の時間を設ける。
3)講義には複数の教員が出席し、講義担当者の講義内容についての議論に参加する。
4)出席確認をかねて、毎回、出席カードに、授業の感想、質問などの記載を求める。
5)講義期間中、2回程度、そのときまでの授業担当者に対する質疑応答、議論の機会を改めて設ける。出席カードに記載された質問の中から、いくつかを抜粋し、議論のテーマとする予定である。

関連ホームページ:http://www-socpsy.l.u-tokyo.ac.jp/karasawa/kotoba


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