「楚系文字研究」
担当教員  大西克也 学期:通年 火・2 赤門総合研究棟742
 従来難読を以て知られてきた戦国時代の楚系文字は、伝世文献と比較可能な郭店楚簡の出土により、その釈読が近年飛躍的に進歩している。本演習ではその成果を踏まえ、文字学的に厳密な釈文を作成し、新出土文字資料を扱う力を身につけることを目標とする。今年度は『清華大学蔵戦国竹簡(壹)』(中西書局、2010年)を読む予定であるが、どの篇を読むかは開講時に決める。



担当教員  大西克也 学期:夏 火・3 赤門総合研究棟721
 古代中国語文法を扱った論文を丹念に精読し、現代中国語を読む力と文法問題を考える力を養うことを目的とする。今年度は構文文法論(Construction Grammar)の立場から上古中国語の二重目的語構文(Ditransitive Construction)の構造と意味を論じた潘秋平「上古漢語双及物結構再探」(中国社会科学院語言研究所『歴史言語学研究』第三輯、2010年)を精読し、その問題点を議論する。


担当教員  大西克也 学期:通年 金・5 法文1号館217
 漢字の誕生から我々が使う楷書の成立に至る変遷を概観し、漢字の性質や変化のメカニズム等を考える。豊富な新出土資料、一次資料を利用して、各時代におけるさまざまな漢字のありさまを紹介する。


担当教員  大西克也 学期:冬 火・5 法文1号館210
 司馬遷『史記』孟嘗君列伝を、中華書局点校本をテキストに講読する。外国語である古代漢語の語彙、語法に即した厳密な解釈を目指し、「なぜそのように訳せるのか」を問うことに重点を置く。現代中国語の学習歴は問わない。


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