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担当教員 大西克也 | 学期:夏 | 火・2 | 赤門総合研究棟742 |
従来難読を以て知られてきた戦国時代の楚系文字は、伝世文献と比較可能な郭店楚簡の出土により、その釈読が近年飛躍的に進歩している。本演習ではその成果を踏まえ、文字学的に厳密な釈文を作成し、新出土文字資料を扱う力を身につけることを目標とする。今年度は『上海博物館蔵楚竹書』第7冊(上海古籍出版社、2008年)を読む予定であるが、どの篇を読むかは開講時に決める。
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担当教員 大西克也 | 学期:夏 | 金・5 | 法文1号館:210 |
段玉裁『説文解字注』は、全巻現存するものとしては最古の字書である後漢の許慎『説文解字』に付けられた注として、最高峰にあるという評価が定着している。緻密な思考の末に練り上げられた段玉裁の文章に立ち向かい、その思考経路を追体験し、検証することにより、清朝の文章の正確な読解力を養う。今学期は漢字の成立と形成の歴史を記した巻十五を冒頭から読む。
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担当教員 大西克也 | 学期:夏 | 金・3 | 赤門総合研究棟738 |
『史記』を精読することにより、漢代の中国語を読解する力を養う。蕭相國世家及び曹相國世家を読む。テキストは中華書局点校本を使用するが、少なくとも滝川亀太郎『史記会注考証』と王先謙『漢書補注』を合わせて参照し、『史記』原文の文意にできるだけ近づけるように努力する。あらかじめ担当者と担当箇所を指定し、その報告に基づいて、解釈を検討する。
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