科目名 「清代中国東南沿海地域の官話教育史」
担当教員  木津祐子 学期:冬 集中 赤門総合研究棟738
 清代中国の東南沿海地域には、交易や漂着民往還システムなど、境域を超えた人物交流が盛んに行われた。中でも長崎と琉球は中国系移民を基盤にした通事(通訳)集団を擁し、それぞれ独自の立場で中国語(官話)を学習、官話体資料を作成し伝承したという点で注目に値する。本授業では、両地の通事が編纂した官話教本類などの文献的及び言語的特徴について、通事集団の性格と歴史を軸に検証し、ひいては清代「官話」が境界領域でどのような性格を有していたかについても議論を深めたい。




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