科目名 「楚系文字研究」
担当教員  大西克也 学期:通年 火・2 赤門総合:742
 従来難読を以て知られてきた戦国時代の楚系文字は、伝世文献と比較可能な郭店楚簡の出土により、その釈読が近年飛躍的に進歩している。本演習ではその成果を踏まえ、文字学的に厳密な釈文を作成し、新出土文字資料を扱う力を身につけることを目標とする。今年度は『上海博物館蔵楚竹書』第6冊(上海古籍出版社、2007年)を、『平王問鄭壽』『平王與王子木』を手始めに読む予定である。
 授業冒頭で、楚系文字解読に必要な知識を講義する。



  科目名 「漢字の歴史」
担当教員  大西克也 学期:夏 金・5 法文1号館:210
 漢字の誕生から我々が使う楷書の成立に至る変遷を概観し、漢字の性質を考える。豊富な新出土資料、一次資料を利用して、各時代におけるさまざまな漢字のありさまを紹介する。


  科目名 「甲骨文入門」
担当教員  大西克也 学期:冬 火・5 法文1号館:310
 殷代に作成された甲骨文を取り上げ、器、文字、言葉などについて基本的な知識を概説した後、甲骨文を現代の漢字に置き換えて、文章として読む訓練を行なう。テキスト、参考書は講義の中で紹介する。



担当教員  大西克也 学期:冬 金・3 赤門総合:738
 古代中国語文法を扱った論文を丹念に精読し、現代中国語で書かれた論文を読む力と文法問題を考える力を養うことを目的とする。今年度は宋亜云「漢語従綜合到分析的発展趨勢及其原因初探」(『語言学論叢』第33輯、商務印書館、2006年)を取り上げて、漢代から魏晋南北朝時代に起こった文法構造上の変化を考えてみたい。


担当教員  大西克也 学期:教養1・3 火・5 駒場762
 司馬遷『史記』「遊侠列伝」「佞幸列伝」を、中華書局点校本をテキストに講読する。外国語である古代漢語の語彙、語法に即した厳密な解釈を目指し、「なぜそのように訳せるのか」を問うことに重点を置く。現代中国語の学習歴は問わない。駒場で開講する。


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