![]() |
|||
担当教員 刈間文俊 | 学期:夏冬 | 月・2 | 駒場 |
詳細は開講時に提示する。
成績評価法 (指示なし) |
![]() |
|||
担当教員 代田智明 | 学期:冬 | 月・3 | 駒場 |
詳細は開講時に提示する。
成績評価法 (指示なし) |
![]() |
|||
担当教員 伊藤徳也 | 学期:通年 | 水・2 | 駒場8‐319 |
林語堂のFrom Pagan to Christian(59)を中国語訳を見ながら精読していく。林語堂は、80年代以降アメリカ向け中国文化スポークスマンとして一部で高い評価を得ているが、その一方で浅薄な作家とみなされがちである。そうした評価は、主に、彼の中文エッセイとMy Country and My People (35)、The Importance of Living (37) あるいはMoment in Peking (39) 等在米ベストセラーを根拠としている。しかし、林語堂が決して浅薄な文人でないことは、From Pagan to Christianが如実に示している。この授業は林語堂を根本的に再評価するための第一歩である。
|
![]() |
|||
担当教員 藤井省三 | 学期:教養3 | 木・4 | 駒場1232 |
中国文学は中国における近代的国民国家建設と歩を同じくして誕生した。上海・北京の南北二都を手がかりに近代中国および20世紀中国文学を読み解いてみよう。その際、キーワードはメディア=知の媒体と都市の社会学である。中国本土だけではなく、広く中国語圏を視野に入れて、香港・台湾でのアイデンティティ形成と文学との関わりや、明治・大正・昭和の日本や現代東アジアにとっての中国文学についても考えてみたい。
4月13日より駒場にて開講し、初回に講義日程を配布する予定。 第1回 近代中国文学とは何か――中国文学「温泉まんじゅう」の説 第2回 中国の近代化と租界都市上海 第3回 “文化城”北京と文学革命 第4回 上海と狂熱の30年代 第5回 共和国興亡の40年代 第6回 毛沢東時代と文化大革命 第7回 ケ小平時代と文学の再生 第8回 「血の日曜日」事件以後 第9回 香港文学 第10回 台湾文学 第11回 魯迅と村上春樹、そしてウォン・カーウァイ(王家衛)――20世紀「阿Q」像の系譜または東アジア現代文学史の構想 教科書:『20世紀の中国文学』藤井省三著・放送大学教育振興会・2800円 参考文献:『笑いの共和国:中国ユーモア文学傑作選』 藤井監訳・白水社Uブックス・1100円 |
![]() |
|||
担当教員 藤井省三 | 学期:教養1・3 | 木・5 | 駒場1232 |
本講座は中国・香港・台湾の現代映画と小説を通じで、多様性に富む中国語圏の社会と文化を理解することを目的とする。小説では中国魔術的リアリズムの巨匠、莫言(ばくげん、1955〜)、上海のオルターナティヴ作家衛慧(えいけい、1973〜)、アメリカ亡命中の鄭義(ていぎ、1947〜)、香港アイデンティティを描く施叔青(ししゅくせい、1945〜)、台湾のフェミニズム作家、李昴(リー・アン、1952〜)らを取り上げたい。映画では北京・上海・農村・香港・台湾を描くニューウェーブ以後この20年の名作を紹介したい。DVDによる映像資料も上映する予定である。
また村上春樹の中国語圏文学・映画における受容を紹介し、村上文学を鏡として中国・香港・台湾それぞれの固有の文化状況、および日中関係、日台関係などを考察したい。 (授業計画) 第1回 村上春樹と魯迅、ウォン・カーウァイ:現代東アジア文化における阿Q像の系譜 第2回 北京を描く映画と小説 第3回 上海を描く映画と小説 第4回 中国農村を描く映画と小説@ 第5回 中国農村を描く映画と小説A 第6回 香港を描く映画と小説@ 第7回 香港を描く映画と小説A 第8回 台湾を描く映画と小説@ 第9回 台湾を描く映画と小説A 補講@ 賈樟柯監督『世界』 補講A 張芸謀監督『紅いコーリャン』 補講B ウォン・カーウァイ(王家衛)『恋する惑星』 補講C 侯孝賢監督『百年恋歌』(原題:最好的時光) *4月19日(木)の開講前に、拙著『現代中国文化探検――四つの都市の物語』(岩波新書)に目を通しておいてくれるとありがたい) *教科書 藤井省三『中国映画 百年を描く、百年を読む』岩波新書 (参考文献) 藤井省三『現代中国文化探検――四つの都市の物語』(岩波新書) 衛慧『上海ベイビー』桑島道夫訳、文春文庫 莫言『酒国』藤井訳、岩波書店 鄭義(藤井省三訳)『神樹』藤井訳、朝日新聞社 施叔青『ヴィクトリア倶楽部』藤井訳、国書刊行会 李昴『自伝の小説』藤井訳、国書刊行会 藤井省三『中国見聞一五〇年』NHK生活人新書 |