メンバー
菊地 達也 教授 Prof. Tatsuya KIKUCHI
7世紀以降のシーア派創生期において、輪廻転生や特定個人の神格化を主張する「極端派」がいかにして生まれ、そのような主張を含むシーア派内の思想潮流が、十二イマーム派、イスマーイール派といった大勢力とドゥルーズ派、ヌサイル派といった「極端」な小勢力に分岐していったのかをこれまで研究してきた。今後は考察の対象をイスマーイール派、ドゥルーズ派以外にも拡大し、主流派であるスンナ派の思想がほぼ出そろった13世紀以降、シーア派諸勢力の思想がどのように変化していったのかを考えていきたい。
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松山 洋平 准教授 Associate Prof. Yohei MATSUYAMA
イスラーム教スンナ派の思想を研究対象としている。博士論文では、マイノリティ・ムスリムの社会状況を考慮したイスラーム法解釈を推進する現代の運動「フィクフ・アル=アカッリーヤート」(マイノリティのためのイスラーム法学)をテーマに、唱道者間の比較分析を行った。現在は、ハナフィー派神学の思想的展開に関する研究を進めたいと考えている。その他、日本におけるイスラーム教理解の問題にも関心がある。
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準備中
矢口 直英 助教 Research Associate Naohide YAGUCHI
前近代、特に9世紀から13世紀頃までのイスラーム世界の医学史を専門としている。ガレノス医学(あるいはギリシア・ローマ医学)の中東およびイスラーム世界への伝播と、それに伴う医学思想の変遷が中心的課題だが、前近代の医療倫理や医療実践について、また中世の自然学にも関心がある。もう一つのテーマとして翻訳があり、アッバース朝初期の多言語間の翻訳技法と、その翻訳プロセスによって生まれた思想・概念の変化に着目して研究を行っている。
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