| 大学院 | |
| 科目名 韓国朝鮮歴史社会演習「古代中世社会調査法」 | |
| 学期：夏冬 | 曜日・時限 木・３ |
| 朝鮮王朝初代太祖（李成桂）の治績を記した『太祖実録』の講読を中心としつつ、高麗末・朝鮮初期に関する諸史料を幅広く検討し、韓国朝鮮中世史料の読解力を養成するとともに、当該時期の政治・経済・社会等に対する基本的な研究手法の修得をめざす。 | |
| 学部 | |
| 科目名 韓国朝鮮文化特殊講義「朝鮮後期財政史研究」 | |
| 学期：夏 | 曜日・時限 金・３ |
| 朝鮮時代（1392-1910）後期の財政史を、大同法を中心に論じる。大同法は、1608年から約100年をかけて一部地域を除く朝鮮全域で実施された税制・財政改革である。 授業では、この大同法が実施された歴史的背景と実施の経緯、および大同法の制度的内容や運用実態等について、既往の研究成果を紹介しつつ考察する。そのうえで、朝鮮後期財政史上における大同法実施の意義を考えてみたい。できるだけ生の史料を提示し、それにもとづいて進める予定である。 |
|
| 科目名 韓国朝鮮文化演習「『択里志』講読」 | |
| 学期：冬 | 曜日・時限 金・４ |
| 李重煥（1690-1756）著『択里志』「八道総論」を講読する。本書は、朝鮮の士大夫が居所とすべき場所について論じた私撰の地理書である。とりわけ「八道総論」では、平安道以下朝鮮八道それぞれの地理・風土・歴史・人物等について、李重煥自身の見聞と各種文献からの情報をもとに詳細な解説がなされている。授業では、この「八道総論」部分を受講者全員が分担して講読し、あわせて、そこに述べられた朝鮮の地理的・歴史的事項を受講者各自の関心にそって調査し報告してもらう。 以上の作業を通じて、朝鮮漢文の読解力を養成し、朝鮮前近代史に対する基礎的な知識の習得をめざす。 |
|