研究分野

人間は新たな生活環境に置かれたとき,さまざまなことを学習し,行動パターンを変え,環境に適応します.自分の脳や身体もケガ・病気・加齢などで変化することがあり,そのような場合にも新たな学習・適応を迫られます.当研究室では,認知学習や運動学習に関わる脳の仕組みを解明するとともに,学習や適応を支援する技術の開発を行っています.このような研究開発を通し,人がより良く生きるための知恵を生み出したいと考えます.

>>>>  最近の研究事例 @

新着情報

2025/08/15 近藤敏之 東京農工大学教授との共著記事がPLoS Biology誌に掲載されました.
>>>> 運動の転移学習におけるデフォルトモード・ネットワークの役割
 
2025/08/08 柏原志保 ATR研究員・浅井智久 ATR主幹研究員との共著論文がCerebral Cortex誌に掲載されました.
>>>> 加齢による脳波マイクロステート遷移の変化
 
2025/06/22 小林祐子 京都大学研究員・高橋英彦 東京科学大学教授・浅井智久 ATR主幹研究員らとの共著論文がPsychiatry and Clinical Neurosciences誌に掲載されました.
>>>> ニューロフィードバック訓練による作業記憶の機能回復:パイロット研究
 
2025/04/29 田中拓海 東京大学文学部心理学研究室助教の論文がCommunications Psychology誌に掲載されました.
>>>> プレスリリース
新しい運動の学習で主体感が生じるプロセスを解明
 
2025/04/17 小川健二 北海道大学大学院文学研究院教授との共著論文がeNeuro誌に掲載されました.
>>>> 安静時の脳活動に再表現される最近の学習経験
2024/10/21 大畑龍 研究員(現・産総研)と小泉愛 ソニーコンピュータサイエンス研究所アソシエートリサーチャー,アウレリオ・コルテーゼATR室長との共著論文がNature Communications誌に掲載されました.
>>>> プレスリリース 
時間とともに脳内で再編成される恐怖の記憶
  
2024/05/20 温 文 立教大学現代心理学部准教授との共著論文がTrends in Cognitive Science誌に掲載されました.
>>>> 行為主体感における感度と判断基準 
2023/08/02 今水教授が第25回時実利彦記念賞を受賞しました.
>>>> ニューロイメージング・心理実験・計算論の融合によるヒト適応メカニズムの解明
受賞の言葉(日本神経科学会)
2023/03/22 大畑龍 研究員(現・カロリンスカ研究所),浅井智久 ATR主任研究員,今泉 修 お茶の水女子大学准教授らとの共著論文が第38回 電気通信普及財団賞(テレコム学際研究賞)を受賞しました.
>>>> 受賞の詳細
2022/07/05 大畑龍 研究員(現・カロリンスカ研究所),浅井智久 ATR主任研究員,今泉 修 お茶の水女子大学准教授らとの共著論文がPsychological Science誌に掲載されました.
>>>> プレスリリース
言葉を発した際に感じられる行為主体感の特徴を解明
2022/02/25 浅井智久 ATR主任研究員,濱本孝仁 大阪大学大学院生,柏原志保 ATR研究員らとの共著論文がFrontiers in Systems Neuroscience誌に掲載されました.
>>>> 脳波マイクロステートを利用したニューロフィードバックシステムの開発と検証
2022/02/24 温 文 東京大学人工物工学研究センター特任准教授との共著論文がNature Reviews Psychology誌に掲載されました.
>>>> 知覚・行動,機械とのインターフェースにおける運動主体感の役割
Springer Nature SharedIt Initiativeによる 本文
2022/02/18 大畑 龍 研究員,小川健二 北海道大学准教授らの共著論文がFrontiers in Human Neuroscience誌に掲載されました.
>>>> 環境の変化に応じて車の運転の仕方を切り替える能力:脳活動からのアプローチ
2021/10/29 田中 大 博士課程大学院生,中島亮一 京都大学准教授,弘光健太郎 研究員らの共著論文がFrontiers in Psychology誌に掲載されました.
>>>> 短時間の瞑想訓練が注意機能に与える効果の個人差
2021/10/21 高井飛鳥 ATR研究員,森本 淳 ATR研究室長らとの共著論文がFrontiers in Neuroscience誌に掲載されました.
>>>> ロボットが誘導するトレーニングの効果をベイズ推定法で予測する
2021/10/15 温 文 東京大学人工物工学研究センター特任准教授,石井 輝 学部生,大畑 龍 研究員らの共著論文がScientific Reports誌に掲載されました.
>>>> 運動主体感の個人差は,感覚運動適応の効率に関連する
2021/08/30 田中沙織 ATR室長,山下 歩 ATR研究員,川人光男 ATR所長,笠井清登 東京大学大学院医学系研究科教授らとの共著論文がScientific Data誌に掲載されました.
>>>> プレスリリース
多くの施設で集めた複数疾患の脳画像ビッグデータを一般公開
2021/06/10 山下 歩 ATR研究員,山下宙人 ATR室長,川人光男 ATR所長,岡本泰昌 広島大学教授らとの共著論文がFrontiers in Psychiatry誌に掲載されました.
>>>> うつ病の診断と症状の両方に関与する脳のネットワーク
2021/04/01 菊池優希さん, 北坂晟さんが大学院生として研究室に加わりました.
2021/04/01 田中拓海さんが特任研究員として研究室に加わりました.
2020年以前の情報