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オンライン調査対応 日琉方言話者紹介(終了)

「オンライン調査対応 日琉方言話者紹介」は,2023年5月12日に終了しました。

コロナ禍により臨地方言調査が困難な状況で始めた試みでしたが,2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に位置づけられたことを区切りとし,この支援を終えることとしました。

感染症法上の位置づけ変更に先立ち,ワクチンが普及して重症化リスクが低くなったことから,2022年秋頃から感染に注意を払いながら臨地調査が再開されています。こうした点からも,この支援は役割を終えたと考えています。

この支援を利用して研究を進めることができた学生・若手研究者が複数いるだけでなく,この支援の存在を通してオンライン言語調査の有効性を知ったという人もいると聞いています。

3年余の困難な状況において方言研究を支えてくださった話者・仲介者の皆様に,深く御礼を申し上げます。

2023年5月12日

小西いずみ
下地理則
平子達也


以下、記録のために支援実施期間のメッセージを残しておきます。


現在、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大の影響により、フィールドワークを伴う研究はほとんど実施不可能です。

そのような状況での日琉諸方言を対象とした研究の一助とすべく、ビデオチャット、電子メールなど、オンラインでの調査に応じられる話者を紹介します。

この話者リストの管理と仲介は、小西いずみ(東京大学)、下地理則(九州大学)平子達也(南山大学)が共同で行っています。

紹介できる方言と話者属性のリストは こちら (2021.6.10更新)。

紹介は次の手順で行います。

  1. 依頼者は、次の情報を電子メールで dialectspkrs[@]gmail.com 宛に送付してください。
    • 氏名(ふりがな)
    • 身分 ※「〇〇大学大学院生」など
    • 連絡先メールアドレス
    • 希望する話者のID ※ 原則として1回の依頼で1名を紹介。
    • 調査についての説明書 ※以下の情報を含むこと。添付ファイルが望ましい。
      • 研究テーマ・目的
      • 調査方法(記録媒体含む)
      • 主な調査内容
      • 所要時間
      • 成果の発表予定
      • データ管理方法(必要な個人情報の種類とその取扱いかたを含む)
      • 謝礼の有無・内容
      • 研究の統括・責任者(学生の場合は指導教員)
      • 調査開始後・終了後の協力撤回の方法
  2. 管理者から協力者(話者)に上記1の情報を連絡します。協力者の同意が得られれば、その氏名・連絡先を依頼者に伝えます。
  3. 以後は原則として依頼者・協力者間でやりとりしていただきます。ただし、依頼者は必ず改めて協力者から同意を得てください。同意の記録を残すために例えば次のような手段が考えられます。
    • 協力者が同意書を印刷、署名して依頼者に返送
    • 説明・同意書が添付された電子メールに、協力者がメール本文で同意の意志を伝達
    • 調査開始時に説明と同意までのやりとりを録音
    • PDFファイルの電子署名
    協力者は、調査に疑問を持った場合や諸事情で協力継続が困難となった場合、いつでも協力を中止・撤回できることとします。