トップページ公募研究

エルサレム・メディア・コミュニケーションセンター(JMCC)によるパレスチナ世論調査の実査の視察
浜中新吾(山形大学)

 概要
  • 期間:2009年5月9日〜15日
  • 国名:イスラエル
  • 出張者:浜中新吾
 報告
概要:平成21年5月11日14時20分頃、パレスチナ自治区ラマッラ市にあるJerusalem Media and Communication Centerのオフィスを訪問し、研究打ち合わせを行った。応対者は世論調査部門を統括するManal Warrad氏である。Warrad氏より世論調査の実査に先立ち、(1)プリテストの実施内容、(2)調査員に関する事柄(人数・バックグラウンド・トレーニング方法・調査地までの移動方法・調査員一人あたりインタビューする人数・調査員のリクルート方法など)、(3)サンプリングに関する事柄(台帳・手続き等の方法・誤差)の3点について、1時間ほどの説明を受けた。翌12日の11時30分から14時30分まで世論調査の実査に立ち会った。調査対象地区は西岸地区ヘブロン市郊外の村で、調査員はヘブロン地区統括を勤めるNawal氏とKamel氏の二名だった。調査員たちはあらかじめ定められた調査対象者選定手続きに従って、インタビューする相手を抽出し、質問票を用いた面接調査を実施していた。