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「中東における政治変動と政治的ステレオタイプの変化に関する研究」
第1回研究会合

 概要
  • 日時:2008年11月2日(日)12:30〜18:00
  • 場所:京都大学地域研究統合情報センター会議室
  • 共催:共同研究プロジェクト「中東諸国家運営メカニズムの普遍性と特殊性の析出:地域間比較における現代中東政治研究のパースペクティブ」
  • 報告
    • 「シリア国民の「政治的認知地図」」(青山弘之・浜中新吾)
    • 「シリア人の国境を越える移動に関する意識と経験」(岡豊・浜中新吾)
 報告
本研究会合は、平成20年度文部科学省「人文学及び社会科学における共同研究拠点の整備の推進事業」委託費による「イスラーム地域研究」にかかわる共同研究「中東における政治変動と政治的ステレオタイプの変化に関する研究」の一環をなし、@事務折衝、A研究報告が行われた。

事務折衝には、研究代表者(青山弘之・東京外国語大学外国語学部地域国際講座准教授)、研究分担者(浜中新吾・山形大学地域教育文化学部・准教授、山尾大・京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科/日本学術振興会特別研究員)、研究協力者(岡豊・上智大学イスラーム地域研究機構研究補助員)の4名が出席した。折衝では、共同研究の運営方針を改めて確認するとともに、2008年度末に実施予定のシリアでのイラク避難民世論調査にかかる現地調査機関との連絡調整、2009年度以降に実施予定のイラク、シリア、レバノン、パレスチナ・イスラエルでの世論調査の質問票の内容検討を行った。

研究報告は「中東諸国家運営メカニズムの普遍性と特殊性の析出:地域間比較における現代中東政治研究のパースペクティブ」との共催で行われた。16名の研究者が参加した同報告では、青山と浜中が「シリア国民の「政治的認知地図」」と題して、また岡と浜中が「シリア人の国境を越える移動に関する意識と経験」と題して報告を行い、2007年11月にシリアで実施された全国世論調査の計量分析を通じて、シリア国民の国際関係認識と国際移動の実態を解明した。

(文責:青山弘之)