2008年度第9・10回研究会:「パレスチナ研究班」第4・5回研究会
  

 
日時: 2008年12月9日(火) 10:00~12:00
         12月19日(金) 15:00~17:00
  場所: 東京大学東洋文化研究所
  報告者・報告題目:   アリー・クレイボ(アル・クドゥス大学)
          「Surviving the Wall:占領下パレスチナの社会と文化」


 著名なパレスチナ人人類学者のアリー・クレイボ氏は、刊行を予定しているSurviving the Wallの執筆のために、長期にわたって行ったフィールドワークの経験を前提に、まず人類学における方法論を解説した上で、現場での調査・インタビューの技法に関しても具体的な例をあげながら説明を行った。そのなかでも、とくに占領下にあるヨルダン川西岸のような厳しい条件のもとでのクレイボ氏の調査技法が出席者の関心を集めた。講演終了後、セミナーに参加した中東・パレスチナの専門家のコメントおよび大学院生による質問も多く提示され、有意義な議論が行われた。

 


                        NIHU Program: ISLAMIC AREA STUDIES
                          IAS Center at the University of Tokyo (TIAS)
                                            
GROUP2
  Structural Change in Middle East Politics