2007年度第1回研究会:「パレスチナ研究班」第1回研究会
  
 
日時: 2007年4月5日(木) 16:00〜18:00
  場所: 東京大学東洋文化研究所会議室
  講演者・講演題目:  アイーダ・カナファーニー=ザハル教授(CNRIS)
            レバノン戦争後のレバノン・パレスチナ・イスラエル関係

 
 
レバノン出身の人類学者で、現在パリに拠点を置くカナファーニー=ザハル教授は、まず「一市民として述べたい」という前置きをしてからレバノン戦争の意味および戦後のレバノン社会の変容について説明を行い、それに続いて、第2次レバノン戦争開戦とイスラエル国家の「力の論理」の関連性と、中東平和交渉の現状について分析を行った。さらに、レバノン社会の宗教多様性の実態、宗派主義(Confessionalism)と縁故主義(Clientism)の問題点、社会結合の手段としての社会的多元主義(Pluralism)の可能性についても考察を行った。

                        NIHU Program: ISLAMIC AREA STUDIES
                          IAS Center at the University of Tokyo (TIAS)
                                            
GROUP2
  Structural Change in Middle East Politics