教員エッセイ 「私の選択」

2013年

  • 日本近代史は何を対象とすべきなのか加藤 陽子(日本史学)教養学部2年目の4学期の過ごし方には、ふたつあったように思う。1980年代はじめごろの話ではある。ひとつは、教養課程における履修単位をクリアする3学期を終えた時点で、専門課程の文学部からの持ち出し講義という… >>more
  • 生涯、古美研高岸 輝(美術史学)古美研が終わった十一月の奈良で、心に穴の開いたような寂しさにおそわれた。大袈裟に言うと、青春が終わったような気さえした。そのとき私は二十歳で、東京藝術大学の二年生だった。古美研(こびけん)とは古美術研究旅行… >>more
  • 研究者になるまで小林 正人(言語学)私は気が弱い。およそプレッシャーというものが苦手で、受験競争がいやで高校を辞めたほどである。みなが一心不乱に勉強している図書館に行くとあらがい難い眠気を覚える一方、騒然とした駅のベンチでにわかに学習意欲を覚… >>more
  • 選択の自由 ―私の場合―武川 正吾(社会学)よく後期課程の学生から「先生は何で社会学を選んだのですか」と聞かれることがある.これは正直なところ,私にとっては答えるのが難しい質問である.「気づいたら今の自分がいました」とか,ましてや「理由などありません… >>more