榊原 哲也

 

1.略歴 

 1983年3月  東京大学文学部第1類哲学専修課程卒業

 1986年3月  東京大学大学院人文科学研究科哲学専門課程修士課程修了

 1988年3月  東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程退学

 1988年4月  東京大学文学部助手

 1992年4月  立命館大学文学部助教授

 2001年4月  立命館大学文学部教授

 2003年4月  東京大学大学院人文社会系研究科助教授

 2007年4月  東京大学大学院人文社会系研究科准教授

 2009年9月  東京大学より博士(文学)の学位を取得

 

2.主な研究活動 

 a 専門分野  b 研究課題

 専門はドイツ現代哲学。とりわけフッサール、ディルタイ、ハイデガー等によって展開された現象学・解釈学に関する歴史的・体系的研究を行っており、これまで積み重ねてきたフッサール研究については、1冊の書物にまとめたものを、2009年11月に公にした。また近年、現象学的哲学の応用の可能性のひとつとして、現象学を用いて「看護」という営みを哲学的に基礎づける試みも行っている。

 c 主要業績

(1)著書

共著、「『哲学の歴史』第10巻「危機の時代の哲学」」、2008.3

単著、「フッサール現象学の生成――方法の成立と展開――」、東京大学出版会、2009.11

 (2)論文

「Struktur und Genesis der Fremderfahrung bei Edmund Husserl」、Husserl Studies、Vol. 24, No. 1、pp.1-14、2008

「看護ケア理論における現象学的アプローチ――その概観と批判的コメント――」、フッサール研究、第6号、97-109頁、2008.3

「Husserl on Static and Genetic Theories of Experience of the Other: In View of Nishida’s Thought on I and Thou」、論集、第26号、54-73頁、2008.3

「Husserl on Expression and Phenomenological Description」、哲學與文化(UNIVERSITAS: Monthly Review of Philosophy and Culture)、No. 419 (Vol. 36 no. 4)、pp.51-69、2009.4

「看護ケア理論における現象学的方法――ナミン・リー「現象学と質的研究の方法」に寄せて」、死生学研究、第12号、35-48頁、2009.10

「The Experience of Illness and the Phenomenology of Nursing」、知識・行為・制度をめぐる「因果性」と「志向性」の哲学的解明(平成18~21年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書、pp.49-57、2010.3

 (3)解説

「手本を示す気遣い――渡邊二郎先生を偲んで――」、学術論文誌、『理想』、第682号、142-145頁、2009.2

「解説 渡邊哲学の真髄、『渡邊二郎『自己を見つめる』」、放送大学叢書 6、左右社』、296-297頁、2009.9

「フッサールそのものへ!――『フッサール現象学の生成――方法の成立と展開』刊行に寄せて」、一般雑誌、『UP』、第39巻第2号(通巻448号)、34-39頁、2010.2

 (4)研究報告書

「フッサール研究」、第6号、2008.3

「「いのち・からだ・こころ」をめぐる現代的問題への応用現象学からの貢献の試み」、2009.3

 (5)学会発表

「自己と他者、そして世界――フッサール・ハイデッガー・西田」、日独哲学交流シンポジウム「西田幾多郎とM.ハイデッガー:自己―世界.西洋の〈思惟の経験〉と東アジアの〈経験の思惟〉(Selbst ― Welt: Abendlandische, Denkerfahrung’ und ostasiatisches, Erfahrungsdenken’)」、石川県西田幾多郎記念哲学館、2008.3.23

「Phenomenology in a different voice」、The XXIIth World Congress of Philosophy、Seoul National University, Seoul, Korea、2008.8.3

「Phenomenology in a different voice ― Husserl and Nishida in the 1930’s」、The conference on the occasion of the 150th anniversary of Edmund Husserl's birth “Phenomenology ― Sciences ― Philosophy”、Husserl-Archives Leuven, Leuven, Belgium、2009.4.3

「The Experience of Illness and the Phenomenology of Nursing」、The international conference “Space of Phenomenology: to the 150th Anniversary of Edmund Husserl”、Russian State University for the Humanities, Moscow, Russia、2009.5.26

「Phenomenology in the Theories of Nursing」、The 3rd PEACE International Conference (Phenomenology for East-Asian CirclE): “The Applied Phenomenology” 、Seoul National University, Seoul, Korea、2009.9.21

「Husserl on Intuition and Expression」、The 4th BESETO Conference of Philosophy: “The Future of Philosophy in East-Asia”、Seoul National University, Seoul, Korea、2010.1.8

「育むということ――現象学的哲学の視点から」、文化看護学会第2回学術集会、千葉大学看護学部、2010.2.13

 

3.主な社会活動

 (1)他機関での講義等

日本赤十字看護大学大学院、2008.7

朝日カルチャーセンター・横浜非常勤講師、2009.6~2010.2

東京大学医学部付属病院講演、2009.10

高知大学医学部講演、2009.10

九州大学大学院人文学府・文学部非常勤講師、2009.12

社会福祉法人 三井記念病院講演、2010.1

 (2)学会

「日本哲学会」、役員・委員、事務局幹事、2009.6~

「日本現象学会」、役員・委員、委員、2000.11~

「実存思想協会」、役員・委員、理事、2001.6~

「Deutsche Gesellschaft für phänomenologische Forschung(ドイツ現象学会)」、一般会員、1996.10~