下田 正弘

 

1.略歴

 1981.03  東京大学文学部印度哲学印度文学専修過程卒業

 1981.04  東京大学大学院人文科学研究科修士課程(印度哲学)入学

 1984.03  東京大学大学院人文科学研究科修士課程(印度哲学)修了

 1984.04  東京大学大学院人文科学研究科博士課程(印度哲学)進学(-1989.3)

 1985.07  インド・デリー大学大学院留学(文部省国際交流計画)(-1986.05)

 1988.04  日本学術振興会特別研究員(-1990.03)

 1994.06  博士(文学)(東京大学)

 1994.10  東京大学文学部助教授

 1995.04  東京大学大学院人文社会系研究科助教授

 2006.04  東京大学大学院人文社会系研究科教授

 

2.主な研究活動

 a 専門分野 と b 研究課題

専門分野は、インド初期仏教および大乗仏教の教典形成史。ことにsutra, vinayaの形成過程解明を通して、初期仏教から大乗仏教にいたる思想史、社会背景史の解明を目標とする。目下の研究課題は、(1)大乗仏教の形成過程および大乗仏教の特徴についての従来の研究の見直し、(2)仏教学を支える(代の仏教研究方法の問い直し、および(3)仏教と現代の諸問題とのかかわりの考究、という3点に集約できる。

 c 研究業績

 (1) 著書

編著、熊野純彦、「死生学2 宗教と他界が照らす生」、東京大学出版会、2008.12

共著、「仏教の人間観と現代」、春秋社、2009.2

共著、「Acta Asiatica, Bulletin of the Institute of Eastern Culture 96」、2009.2

共著、「戒律と倫理」、平楽寺書店、2009.7

共著、「宗教史とはなにか(下)」、2009.12

共著、「Indian Philosophy and Text Science」、Motiral Banarsidass, Delhi、2010.2

 (2) 論文

「「人文系データベース」における相互運用性をめぐる諸問題」、人文科学とコンピュータシンポジウム論文集、19-26頁、2008.4

「涅槃について――仏教における「いのち」」、東方、24、30-45頁、2009.3

「伝承といういとなみ――実践仏教の解釈学」、親鸞教学、93、23-45頁、2009.3

「仏教の倫理を考察するための視点――縁起から二諦へ」、日本仏教学会年報、74、1-13頁、2009.3

「Aspects of the Interoperability in the Digital Humanities」、Digital Humanities 2009、2009.7

 (3)書評

「藤田宏達『浄土三部経の研究』」、学術論文誌、『宗教研究』、362、253-261頁、2009.12

 (4)総説・総合報告

「人文系データベースのゆくえと人文学」、その他、東洋文化研究所ニューズレター、『明日の東洋学』、20、3-6頁、2008.10

「戦前日本における仏教研究」、学術論文誌、『宗教研究』363、80-81頁、2010.3

 (5)研究報告書

「古写経研究の最前線」、2010.2

 (6)学会発表

「MahAyAna as a Continuous Movement of Creating SUtras: Focusing on a NirvANa SUtra in the EkottarAgama Intermediate between the Main Stream and the MahAyAna」、Stanford Lecuture、2008.2.7

「What Are the Nirvana Sutras and What Do They Tell Us」、Nirvanasutra and Buddhism、Columbia University、2008.3.17

「仏典コーパスの誕生と仏教世界の出現――媒体の展開からみた仏教史――」、PeSeTo人文学会議、2008.3.28

「Appearance of a Corpus of Buddhist Scriptures and Appearance of a World of Buddhism」、United Nations Day of Vesak Celebrations 2551/ 2008” 、Hanoi, Vietnum、2008.5.15

「他なる故郷としての南アジア」、可能性としての南アジア、京都大学、2008.6.21

「仏教の倫理を考察するための視点」、日本仏教学会、2008.9.11

「仏教とサンガ」、真宗総合研究、大谷大学、2009.6.5

「How Can We Retrieve the Twofold Truth in This Secularized World?」、Peace in the Buddhist Traditions of India and Tibet、2009.6.19

「Aspects of the Interoperability in the Digital Humanities」、Digital Humanities 1009, Maryland、2009.6.21

「大蔵経の現在」、大蔵経と東アジア世界、2009.9.1

「戦前日本の仏教研究」、宗教学会、京都大学、2009.9.12

「日本の仏教学の120年を回顧して」、仏教史学会60周年記念大会、2009.10.17

「経典研究からみる大乗仏教研究の現在」、東方学会、2009.11.6

「Some Reflections of the Nirvanasutra in Mahayana 」、American Academy of Religion、Montreal、2009.11.10

「念仏と仏性」、真宗学会、2009.11.24

「仏教における死生」、臨床死生学会、2009.12.5

「自死、孤独死、安楽死―仏教思想の立場から」、コルモス、2009.12.26

「The Lotus S?tra as the Teaching in the Age of the Buddha’s Absence」、International Seminar for Lotus Sutra、RKK Retreat Center, Kona、2010.1.27

「日本の人文系データベースの動向と海外」、文化とコンピューティング、京都大学、2010.2.22

 

3.主な社会活動

 (1) 他機関での講義等

SOAS, University of London委嘱教授、2006.1~2006.3

仏教大学四条センターセミナー、2006.10~2006.11

 (2) 学外組織(学協会、省庁を除く)委員・役員「財団法人・東京大学仏教青年会」、理事、2007~

「大法輪石原育英会奨学金選考委員」、委員、2007~

「財団法人・仏教学術振興財団」、理事・評議、2007~

「大蔵経データベース化支援募金会」、委員、2007~