職名 | 教授 |
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専修課程 | 日本語日本文学専修課程 |
専門分野 | 日本語日本文学専門分野 |
研究室 | 国文学研究室 |
詳細情報 | 2008-2009年度 2010-2011年度【PDF: 737KB】 2012-2013年度【PDF: 997KB】 2014-2015年度【PDF: 163KB】 2016-2017年度【PDF: 167KB】 2018-2019年度【PDF: 189KB】 2020-2021年度【PDF: 189KB】 |
日本の近・現代文学を専攻。太宰治を中心に、1930年代の自意識過剰の饒舌体に着目するところから出発し、近代文学における一人称小説の特色、さらには、小説の文体、表現を歴史的にアプローチしていくことに力を注いでいる。近年の授業は、学部では明治中期~大正期の作品を時間ごとに一編ずつ検討する演習と、「近代小説の表現機構」を文体、構造面から考えていく講義とを行っている。また、現代文芸論専修課程でも日本近代文学に関する講義を平行して行っている。大学院では年ごとに明治、大正、昭和から特定の一年間を選び、「状況」「ことば」「人間」の三者の相互関係を、文学史的に考察する演習を行っている。主な著書に『自意識の昭和文学 -現象としての「私」-』(至文堂、1994)、『太宰治 弱さを演じるということ』(筑摩書房、2002)などがある。