職名 准教授
専修課程 言語学専修課程
専門分野 言語学専門分野
研究室 言語学研究室
詳細情報 詳細情報【PDF: 298KB】
2018-2019年度【PDF: 238KB】
2020-2021年度【PDF: 272KB】

オーストロネシア諸語、特に、フィリピン・インドネシアで話される諸言語を中心に、言語類型論の観点から、その文法構造について研究している。この語族は1200もの言語を擁する世界で最も大きな語族の一つであるが、その中でも、タガログ語とラマホロット語(東インドネシア、フローレス島) を主な対象として研究している。

具体的には、これらの言語における文法関係やヴォイス現象、情報構造、空間表現、移動表現を研究し、言語類型論についての貢献を目指し、世界の言語の普遍性と多様性を探求している。その一方で、これらの言語の名詞修飾構文、関係節構文、名詞化、コピュラ構文、文末助詞にも興味を持ち、機能主義言語学や構文文法・構文形態論の立場から分析を行い、理論的貢献も行っている。

言語調査においては、フィールドワーク・実験を重視し、実際の談話や会話を撮影・録音することで、経験的事実に基づいた記述・一般化を試みている。最近はコーパスを利用した分析にも強い関心がある。