石川　洋

在学時より中国近代のアナキズムを分析対象にして、中国近代の革命思想・革命運動についての考察を行ってきた。文学部漢籍コーナー助手に採用されて以降は、自分の研究とともに、漢籍コーナーの業務全般を担当し、漢籍コーナーの管理・運営、収蔵図書の整理などの業務にあたった。2010年に配置換えとなり、文学部教育研究情報管理室・視聴覚教育センター担当講師となって以降、教育研究情報管理室では学部の教育研究情報に関わる種々の業務、視聴覚教育センターではセンターの管理・運営、教室視聴覚設備の整備・管理、学部の教育研究への視聴覚面でのサポートなどの業務にあたっている。

主な業績

（共著）佐藤愼一編『近代中国の思索者たち（あじあブックス010）』、大修館書店、1998年（「師復――“忠純”な反逆者　浄化されるアナキズム」を執筆）。

（共著）東京大学東洋文化研究所図書室編『はじめての漢籍』、汲古書院、2011年（「東京大学文学部漢籍コーナーの漢籍について」を執筆）。

（論文）「師復と無政府主義 ――その論理と価値観を中心に――」、『史学雑誌』第102編8号（1993年8月）。

（論文）「アナキストと歴史 ――李石曽・劉師培・師復――」、『中国哲学研究』第24号、2009年11月。

など