教 授  小松 美彦  (死生学・応用倫理センター)

所属
  • 【死生学・応用倫理センター】死生学・応用倫理センター

科学史・科学論と生命倫理学を専攻し、人間の死生と現今の科学技術について、歴史縦断的・文理横断的に検討することに努めている。また、その検討をつうじて、死生と科学技術をめぐる倫理を考察している。具体的には、①西欧の生命観と死生観に関する科学史研究、②現代医療における死生問題、特に脳死と安楽死・尊厳死の多角的検討、③医療と科学技術の歴史的考察、④既存の生命倫理学の批判的検討を基礎に、新たな生命倫理学(=メタバイオエシックス)の構築を目指した研究、を行っている。④が①~③の集約点の所存である。主著に、『死は共鳴する―脳死・臓器移植の深みへ』、『脳死・臓器移植の本当の話』、『生権力の歴史―脳死・尊厳死・人間の尊厳をめぐって』、共編著に『メタバイオエシックスの構築へ―生命倫理を問いなおす』、『生命倫理の源流―戦後日本社会とバイオエシックスの構築』などがある。
 目下、古代ギリシアから現在までの科学的生命観の展開を追跡したうえで、科学による生命把握の限界を考察し、生命を人文知の観点から捉えなおす、一書に取り組んでいる。その要約論文として、「〈いのち〉はいかに理解されるか―科学的生命観と人生論的生命観」(『学術会議叢書24 〈いのち〉はいかに語りうるか?―生命科学・生命倫理における人文知の意義』所収、2018年)、を先行執筆した。

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