教 授  後藤 和彦  (英語英米文学研究室)

所属
  • 【言語文化学科】英語英米文学専修課程
  • 【欧米系文化研究専攻】英語英米文学専門分野

アメリカ文学、特にアメリカ南部の小説を主たる研究対象としている。19世紀中葉の南北戦争に敗退し、文化不毛の土地といわれた南部に、突如独特の文学が花開き、「南部文芸復興(ルネッサンス)」とも称されたが、これが敗北からおよそ60年を閲した「戦後文学」の暴発なのだとすれば――この「もしも」が私の研究の起点にあり、私の研究をいまだに駆動している――ならば、一般に、戦争と、いや戦争の敗北と文学との関係はいかなるものか、と自然に問いがつながっていったのは、やはり私が敗戦国日本に生まれたからだろうか。この研究にはじめてとりくんだ成果が2005年の『敗北と文学——アメリカ南部と日本近代』である。他に、アメリカを代表する人気作家マーク・トウェインの小説の意外な暗さは、実は彼が南部人だったからだ、というテーマで書いた『迷走の果てのトム・ソーヤー――小説家マーク・トウェインの軌跡』(2000年)もある。

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