教 授  今水 寛  (心理学研究室)

所属
  • 【行動文化学科】心理学専修課程
  • 【基礎文化研究専攻】心理学専門分野

人間は新たな生活環境に置かれたとき,さまざまなことを学習し,行動パターンを変え,環境に適応します.自分の脳や身体もケガ・病気・加齢などで変化することがあり,そのような場合にも新たな学習・適応を迫られます.私は,これまで人間の運動学習の仕組みと学習に関わる認知機能を,心理実験・計算論モデル・脳活動計測を組み合わせて研究してきました.学習することで人の行動がどのように変化するか,それに伴って脳の活動パターンがどのように変化するかを詳細に見てきました.脳活動が短時間でダイナミックに変化する様子には,人間の適応能力の素晴らしさ・たくましさを感じ取ることができます.新しく発足した東京大学の研究室では,これまでの研究で培ってきた知識と技術を生かして,認知学習や運動学習に関わる脳の仕組みを解明するとともに,学習や適応を支援する技術の開発を行いたいと思います.「人間はどこまで変われるか」をテーマに,学習によって変わること/変わらないことを見極め,文学部の研究室として「人間の本質」を明らかにしていきたいと思います.また,医療が高度になるにつれて平均寿命が伸びています.長い人生を活き活きと暮らすためには,病気や加齢で脳や身体が変わっても,それにうまく適応することが重要であると考えます.私たちの研究開発を通し,現代社会で人がより良く生きるための知恵を生み出したいと思います.

詳細情報  2014-2015年度  2016-2017年度
研究室