夏木　大吾

専門は先史考古学。特に日本列島の旧石器時代を専門としており、人類の適応的な生活行動と文化形成の多様性について研究を進めている。これまでに、後期旧石器時代終末期～縄文時代草創期を対象として、人間行動や社会の形成と変容にアプローチしてきた。また、先史狩猟採集民の具体的な居住生活を知るために、北海道北見市にある北海文化研究常呂実習施設を拠点として、同市吉井沢遺跡の発掘調査や研究に取り組んでいる。最近では、毎年夏季になるとロシア極東地域でフィールド調査をおこない、環日本海北部地域（北海道・サハリン・アムール下流域）における先史社会の動態や生活形態に関する研究も進めている。授業については、北海文化研究常呂実習施設で、野外考古学実習・博物館学実習をサポートしている。

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