職名 教授
専修課程 宗教学宗教史学専修課程
専門分野 宗教学宗教史学専門分野
研究室 宗教学宗教史学研究室
詳細情報 詳細情報【PDF: 349KB】
2012-2013年度【PDF: 1002KB】
2014-2015年度【PDF: 257KB】
2016-2017年度【PDF: 254KB】
2018-2019年度【PDF: 227KB】
2020-2021年度【PDF: 245KB】

卒業論文で供犠(いけにえ)に関するフランス現代思想を扱って以降、人間社会における他者との暴力的関係性について関心を持ち続けている。大学院進学以降、戦争や災害による犠牲者の慰霊を通して、現在を生きる者たちにとって、死者とはどのような存在かという問いを探究しているが、そこから派生して環境や地域生活などさまざまな問題に関心を広げてきている。足もとの現実の具体相から世界を展望する研究姿勢を目指しており、人々の生活の息遣いに迫るためにフィールドデータと歴史資料を用い、そこから学問的に抽象化し、また現場に戻るという往還を心掛けている。近現代日本を対象範囲としているが、近年では日本の南西諸島も含めた太平洋諸島・東南アジア島嶼域にも関心を寄せている。

著書に『戦後日本と戦争死者慰霊―シズメとフルイのダイナミズム』、共編著に『クロスボーダーの地域学』、共著に『鹿児島環境学1~3』、『新修福岡市史特別編 福の民―暮らしのなかに技がある』他多数、共訳書にデイヴィッド・チデスター『サベッジ・システム―植民地主義と比較宗教』がある。