東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

墓坑出土遺物
No.K22
名称墓坑出土遺物
出土遺跡常呂川河口遺跡ピット988a
法量 (cm)(土器)高16.9
(石鏃)長5.0
(石槍)長7.9
(刀子)長14.7
時代続縄文時代(後期)
年代紀元3-4世紀
所蔵北見市教育委員会
報告書『常呂川河口遺跡(6)』第179図19~21・第187図2
解説続縄文時代後期、後北C2・D式土器を伴う墓坑から出土した一括資料である。土器は口縁の一部が僅かに欠ける他はほぼ完形で、保存状態が非常に良い。後北C2・D式期には石器の副葬は減少する傾向があり、代わって僅かながら鉄器が伴うようになる。この墓坑では柄の木質部が部分的に残存した鉄製刀子が出土している。