東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

墓坑出土遺物
No.K20
名称墓坑出土遺物
出土遺跡常呂川河口遺跡ピット25
法量 (cm)(土器)高18.5
(石鏃)長4.5~1.7
(削器)長4.7~4.2
(垂飾)径2.4
時代続縄文時代(後期)
年代紀元3-4世紀
所蔵北見市教育委員会
報告書『常呂川河口遺跡(1)』第253図7・第258図1~47
解説続縄文時代後期、後北C1式土器を伴う墓坑から出土した一括資料である。中期まで盛んに副葬された琥珀玉はこの時期には姿を消して他の石材やガラスの玉に置き換わるが、この墓坑では緑色凝灰岩製の円形垂飾が出土している。一方、石器の大量副葬の風習は後北C1式期まで残っており、石鏃48点をはじめとする石器が伴っている。