東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

墓坑出土遺物
No.K19
名称墓坑出土遺物
出土遺跡常呂川河口遺跡ピット1406
法量 (cm)(石鏃)長5.7~1.8
(ナイフ)長10.7~4.3
(削器)長18.3~4.8
(石錐)長5.8・4.6
(石斧)長15.7~5.7
(砥石)長11.1~10.2
(黒曜石原石)長11.4~6.5
時代続縄文時代(前半期)
年代紀元前4世紀-紀元1世紀
所蔵北見市教育委員会
報告書『常呂川河口遺跡(7)』第202図1~66・第203図1~53・第204図1~64・第205図1~37・第206図1~11・第207図1~5
解説続縄文時代前半期のものと考えられる墓坑から出土した一括資料である。土器や装身具はないものの、石器はこの遺跡の墓坑中で最多となる約400点が副葬されている。特に石鏃は333点にのぼり、平基無茎、凹基無茎、有茎など、各種形態がそろっている。それ以外にもナイフ、削器、石錐、石斧、砥石の他、石器の原材料である黒曜石原石(右奥)もまとめ置かれた状態で出土している。