東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

墓坑出土遺物
No.K16
名称墓坑出土遺物
出土遺跡常呂川河口遺跡ピット1012
法量 (cm)(土器)高13.7・9.6
(石鏃)長3.7~1.0
(石槍)長5.5
(片面加工ナイフ)長4.9
(掻器)長5.3
(管玉)長2.8~1.4
(琥珀玉)径0.8~0.5
時代続縄文時代(中期)
年代紀元前4世紀-紀元1世紀
所蔵北見市教育委員会
報告書『常呂川河口遺跡(6)』第195図9・10・第197図4~31
解説続縄文時代前半期の墓坑から出土した一括資料である。墓坑底部出土の土器(右手前)は宇津内Ⅱa式の新しい段階のもの、ないし宇津内Ⅱb式と考えられるもので、前期末から中期に位置づけられる。石鏃や削器など石器が副葬されており、また装身具では琥珀製の平玉とともに頁岩製の管玉がこの時期から加わってくるようである。なお、これらより年代の古い元町2式土器(右奥)が墓坑の埋土から出土している。