東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

墓坑出土遺物
No.K15
名称墓坑出土遺物
出土遺跡常呂川河口遺跡ピット545
法量 (cm)(土器)高21.2・11.3
(石鏃)長3.0~2.3
(両面加工ナイフ)長14.6
(削器)長7.5
(石斧)長10.6・10.1
(垂飾)長3.5
(琥珀玉)径1.5~0.4
時代続縄文時代(前期)
年代紀元前4世紀-紀元1世紀
所蔵北見市教育委員会
報告書『常呂川河口遺跡(4)』第243図2・3・第244図2~15
解説続縄文時代前期の宇津内Ⅱa式土器を伴う墓坑から出土した一括資料である。土器は吊り耳が発達するなど宇津内Ⅱa式の中でも新しい時期の特徴をもち、前期の中でも年代の下るものと考えられる。800点近く出土した琥珀玉は、平玉を主としながら管玉状のものも少数混じっている。また、扁平な形状の頁岩製垂飾が伴う点も特徴的である。