東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

墓坑出土遺物
No.K13
名称墓坑出土遺物
出土遺跡常呂川河口遺跡ピット1046a
法量 (cm)(土器)高10.4~6.8
(両面加工ナイフ)長7.6~3.5
(頁岩製垂飾)長7.5~2.5
(琥珀玉)径1.7~0.4
時代続縄文時代(前期)
年代紀元前4世紀-紀元1世紀
所蔵北見市教育委員会
報告書『常呂川河口遺跡(6)』第209図4~6・第213図1~13
解説続縄文時代前期の宇津内Ⅱa式土器を伴う墓坑から出土した一括資料である。白色の頁岩製の板状垂飾・環石とともに出土した琥珀玉には、円柱形の平玉だけでなく側面が球面状のものも多く、原石に近い形状の玉もある。これは前期の中でも古い時期の琥珀玉の特徴と考えられる。共伴する土器も口縁が外反する形態のものがあるなど、宇津内Ⅱa式の中でも古手の特徴をもつものである。