東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

墓坑出土遺物
No.K11
名称墓坑出土遺物
出土遺跡常呂川河口遺跡ピット654b
法量 (cm)(土器)高11.3
(土製品)長8.8
(石鏃)長2.1
(両面加工ナイフ)長12.6
(削器)長7.5
(石斧)長13.4・7.9
(砥石)長10.6~6.8
(石製装身具)長3.6
時代続縄文時代(早期)
年代紀元前4世紀-紀元1世紀
所蔵北見市教育委員会
報告書『常呂川河口遺跡(4)』第290図4・5・第291図1~9
解説続縄文時代早期の土器を伴う墓坑から出土した一括資料である。石鏃やナイフ、磨製石斧、軽石製の砥石等の中で、特に目を惹くのは前列右の土製品である。これは、内部が空洞で一端に大小4個の穴が並ぶ形状をしたものである。土笛の可能性が考えられているが、はっきりした用途は分かっていない。