東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

墓坑出土遺物
No.K08
名称墓坑出土遺物
出土遺跡常呂川河口遺跡ピット797a
法量 (cm)(土器)高26.6~21.8
(石鏃)長3~1.4
(両面加工ナイフ)長5
(削器)長10.6~4.3
(石斧)長9.8
時代縄文時代(晩期)
年代約2,700-2,400年前
所蔵北見市教育委員会
報告書『常呂川河口遺跡(5)』第186図9~35・第190図1・第191図1・第192図1
解説縄文時代晩期後半の墓坑の一括資料である。縄文時代晩期には土器だけでなく石器も多量に副葬する事例が顕著になる。この墓坑では晩期に特徴的な形状の有茎石鏃22点をはじめ、両面加工ナイフ、磨製石斧などが出土した。土器は赤彩のある特殊な器形のもの2点と縄文のみのシンプルなもの1点の組み合わせとなっている。