東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

墓坑出土土器
No.K07
名称墓坑出土土器
出土遺跡常呂川河口遺跡ピット783
法量 (cm)(後列右1)高42~(前列左2・3)高14.9
時代縄文時代(晩期)
年代約2,700-2,400年前
所蔵北見市教育委員会
報告書『常呂川河口遺跡(5)』第172図13~17・第175図1・2・第176図1・第177図1・第178図1・第179図2
解説縄文時代晩期後半の墓坑から出土した幣舞式土器である。中央の小形の深鉢2点は墓坑底部から出土した。一方、大形の深鉢4点は墓坑上部の配石やその周辺から破片がまとまって見つかった土器であり、埋葬に伴い墓坑の上で破砕されたか、あるいは安置されたものと考えられる。常呂川河口遺跡では墓坑が上部まで残っていた事例が少なく、その全体像を知る上で貴重な資料である。