東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

墓坑出土遺物
No.K05
名称墓坑出土遺物
出土遺跡常呂川河口遺跡ピット213
法量 (cm)(土器)高9.8~6.9
(勾玉左)長2.9
(勾玉右)長2.6
時代縄文時代(晩期)
年代約2,700-2,400年前
所蔵北見市教育委員会
報告書『常呂川河口遺跡(1)』第364図13・14・第365図10~12
解説縄文時代晩期後半の墓坑の一括資料で、勾玉1組とともに小形の土器3点が出土したものである。土器は左が幣舞式土器、右の赤彩の残る壷形土器が大洞C2式土器で、中央は両者の折衷様式の土器と考えられる土器である。勾玉には新潟県糸魚川産のヒスイが使われており、東北地方から道南地方で作られた土器である大洞C2式土器とともに東北地方を含む広範囲の交流を示している。