東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

擦文土器
No.49
名称擦文土器
出土遺跡栄浦第二遺跡(史跡常呂遺跡)11号竪穴表土・埋土
法量 (cm)高21.4
時代擦文時代(前期)
年代紀元8世紀
所蔵常呂実習施設
報告書『常呂』Fig.262-10
解説擦文土器は東北北部の土師器の影響を強く受けて成立した土器で、北海道を中心に分布する。この例は、常呂川下流域の資料を対象とした藤本編年(1972)において、最古段階の「a」に位置づけられた標式資料である。土器が歪んでいるのは二次的な被熱による。