東京大学常呂実習施設・北見市教育委員会 常呂川下流域の考古資料コレクション

釣針
No.37
名称釣針
出土遺跡(軸2点)トコロチャシ跡遺跡(史跡常呂遺跡)2号竪穴埋土、(針先)同チャシ跡主体部表土
法量 (cm)(軸左)長20.4、(軸右)長19.3、(針先)長5.3
時代オホーツク文化(後期)
年代紀元8-9世紀
所蔵常呂実習施設
報告書(軸左)『オホーツク海沿岸・知床半島の遺跡 下巻』Fig.61-7、(軸右)同Fig.61-9、(右)『トコロチャシ跡遺跡』Fig.66-22
解説釣針もオホーツク文化に多くみられる骨角器である。大型で複数の部品からなるものが特徴的で、これは糸かけのある主軸、針を装着する副軸、釣針先を組み合わせる「三部結合式」の例である。大型の底生魚などの釣りに用いられたとみられる。