開室時間(事務・図書業務):月曜~金曜 10:00~17:00
場所:東京大学本郷キャンパス法文2号館1階(銀杏並木側)
それぞれの教員が毎週金曜日に2コマの講義を行いますが、そのときにレポート執筆のための指定文献(参考文献と間違えないこと)を指示します。各自それを読んで、必ずITC-LMS(本授業の「課題」欄の該当回レポートの箇所)にレポートを提出してください。指定文献に複数あがっている場合は、そのうちのいずれか一つを選択してください。ただし、レポートのテーマは指定文献を参考にしつつ別途設定する場合もあります。また毎授業の終わりに、受講生からのフィードバックのためのコメントカードを、こちらもITC-LMS(こちらも本授業「課題」欄、ただしレポートとは別の置き場所)に提出してください。
レポートの長さはA4用紙1枚(1500~2000字)程度とします。成績評価は、出席状況とレポートによって行います
・講義は以下の日程で行われる予定です(金曜1-2限)
・講義形態はzoom授業
担当教員 | 授業日 | テーマ |
出口 剛司+TA | 2022年10月7日 | イントロダクション+TAセミナー説明 |
髙谷 幸 | 2022年10月14日 | 第1回講義 |
井口 高志 | 2022年10月21日 | 第2回講義 |
瀧川 裕貴 | 2022年10月28日 | 第3回講義 |
祐成 保志 | 2022年11月4日 | 第4回講義 |
金 成垣 | 2022年11月11日 | 第5回講義 |
出口 剛司 | 2022年11月25日 | 第6回講義 |
赤川 学 | 2022年12月2日 | 第7回講義 |
小林 真理 | 2022年12月9日 | 第8回講義 |
本田 洋 | 2022年12月16日 | 第9回講義 |
中村 雄祐 | 2023年1月20日 | 第10回講義 |
白波瀬 佐和子 | 2023年1月6日 | 第11回講義 |
【第1回講義】
〇移民・エスニシティ研究の視点と可能性(髙谷幸)
移民・エスニシティをめぐる社会学的研究は、いかなる視点をもち、何を明らかにしようとしてきたのか。本講義では、この分野の研究がもつ、時代診断の学としての視点と「社会=国民国家」という枠組みを問い直す視点に着目して、主要な研究を概観する。その上で、移民・エスニシティ研究の可能性について検討する。
指定文献
Bauman, Zygmunt, 1998, Globalization: The Human Consequences, Blackwell.
(=2010,澤田眞治・中井愛子訳『グローバリゼーション:人間への影響』法政大学出版局.)……いずれか一章
ベック,ウルリヒ,1997=2005,『グローバル化の社会学』木前利秋・中村健吾監訳,国文社.……第一部(pp.11-37)もしくは第二部・四章(pp.
40-128)
ブルベイカー,ロジャース,2016,『グローバル化する世界と「帰属の政治」』佐藤成基ほか訳,明石書店.……いずれか一章
【第2回講義】
○ 病い・障害をめぐる社会学の考え方1(井口高志)
医療社会学、障害学などが提示してきた病いや障害という現象を社会学的に捉える概念や枠組みについて、アクチュアルな問題を事例としながら概観しつつ、それらの概念や枠組みについて現時点で論じられている限界や課題についても考察する。中心となるのは、病人役割、医療化、病いの語りなどの概念である。また、精神医療の社会学、障害学などの現場実践と社会学的考察とが入れ子状になった領域についても取り上げ、理論・研究と実践・現場との関係という社会学という営みが経験する普遍的課題について考えていく入り口とする。
1で論じた医療社会学、障害学などにおける枠組みや現在の課題に関する議論をふまえ、主に、認知症ケアや認知症の人たちにまつわる近年の動きを中心的対象にして、病い・障害をめぐる社会学の経験的研究の一端を紹介する。病い・障害をめぐる社会学の重要フィールドであり、隣接する福祉・家族などの社会学研究とも関連する「認知症の社会学」の現在を簡単に示しつつ、社会学の役割をより深く考えてもらうことが目標となる。さらに、講師の分析を踏まえて、別様の観点から考えたり、他対象との対比や応用の視点を持ってもらうことにつなげ、レポート課題の執筆へと生かしてもらうことを期する。
指定文献
<理論・概念・学説に関するもの>
Conrad, P & Joseph W. Schneider., [1980]1992, Deviance & Medicalization: From Badness
to Sickness, Expanded ed, Philadelphia: Temple University Press. (進藤雄三監訳/杉田聡・近藤正英訳2003『逸脱と医療化――悪から病いへ』ミネルヴァ書房) ……最初と最後の理論的な箇所と、どこか一つの経験的研究の章を
Frank, A W., 1995, The
Wounded Storyteller: Body, Illness, and Ethics, Chicago: The University of
Chicago Press. (鈴木智之訳2002『傷ついた物語の語り手――身体・病い・倫理』ゆみる出版)
Goffman, I., 1961,
Asylums: Essays on the Social Situation of Mental Patients and Other Inmates,
Doubleday. (石黒毅訳1984『アサイラム――施設収容者の日常世界』誠信書房)
Mol, Annemarie., 2003, The body multiple: Ontology in
medical practice, Duke Univ Press.(浜田明範・田口陽子訳2016『多としての身体――医療実践における存在論』水声社)
Parsons, T., 1951, The Social System, The Free Press. (佐藤勉訳1974『社会体系論』青木書店) ……医療社会学に関する「Ⅹ 社会構造と動態的過程————近代医療の事例」を
杉野昭博2007『障害学————理論形成と射程』東京大学出版会
武川正吾・森川美絵・井口高志・菊地英明編2020『よくわかる福祉社会学』ミネルヴァ書房……
井口執筆担当箇所に関連の記述。本書全体で隣接領域の福祉社会学について概観できる。
<認知症研究に関するもの>
井口高志2007『認知症家族介護を生きる――新しい認知症ケア時代の臨床社会学』東信堂
————————2021「認知症との共生の社会学――予防と備えの対比から考える」『老年精神医学雑誌』32(2): 215-221.
木下衆2019『家族はなぜ介護してしまうのか――認知症の社会学』世界思想社
北中淳子2019「新健康主義――日本での認知症予防論争をめぐって」『現代思想』47(12): 151-60.
【第3回講義】
〇計算的手法による新しい社会学(瀧川裕貴)
近年、社会科学全般においてビッグデータやデジタル実験を用いつつ、データを計算的手法で分析することで社会現象のリアリティに接近しようとする計算社会科学のアプローチが急速に広まりつつある。本講義では、この新たな手法が社会学的研究にどのような新たな可能性を切り開くか、主要な研究を紹介しつつ、考えていく。
指定文献
Salganik,
M. J., 2018, Bit by Bit: Social Research in the Digital Age, Princeton:
Princeton University Press.(=2019, 瀧川裕貴ほか訳『ビット・バイ・ビット』有斐閣)
【第4回講義】
○ 都市空間と地域社会Ⅰ ハウジングの社会学(祐成保志)
「ハウジング」には、たんに住宅というモノにとどまらず、「住まわせる」という行為や、当事者のあいだの社会関係が含まれている。ハウジングという複合的な現象を手がかりに、社会学における都市・地域研究の論点と課題について検討する。
○ 都市空間と地域社会Ⅱ コミュニティの社会学(祐成保志)
「コミュニティ」は(ハウジングとは対照的に)、社会学の基本概念の一つである。他方でそれは、「社会学でもっともわかりにくく、あいまいな語」とされることもある。都市・地域社会学を中心に、コミュニティ研究が何を問い、何を明らかにしてきたのかを概観する。
指定文献
祐成保志, 2008, 『〈住宅〉の歴史社会学』新曜社
祐成保志, 2019, 「大衆の観察/大衆による観察」『現代思想』47(9), 191-203
Merton, R. K., 1948=2011, The Social
Psychology of Housing, in Wayne Dennis ed., Current Trends in Social
Psychology, University of Pittsburgh Press, 163-217.(祐成保志訳「ハウジングの社会心理学」『人文科学論集人間情報学科編』45, 信州大学, 135-164)
Kemeny, J., 1992=2014, Housing and
Social Theory, Routledge.(祐成保志訳『ハウジングと福祉国家』新曜社)
Lowe, S., 2011=2017, The Housing
Debate, Policy Press.(祐成保志訳『イギリスはいかにして持ち家社会となったか』ミネルヴァ書房)
【第5回講義】
〇 社会問題と社会政策(金成垣)
失業と貧困,非正規雇用と格差,また少子化と高齢化等々,我々の身近にある社会問題をいかに捉えるか,そしてそれに対応するための社会政策をどう理解するか。本授業では,福祉国家論の基礎的な知識や考え方についての解説を通じて,社会問題と社会政策を分析するための理論的視点と研究方法論を学ぶ。
○ アジアにおける社会問題と社会政策(金成垣)
近年,日本を含むアジア諸国・地域では,失業と貧困,非正規雇用と格差,また少子化と高齢化などが,共通の社会問題としてあらわれている。しかし,それらの問題に対応するための各国の社会政策の展開をみると大きな相違が散見される。本授業では,福祉国家論をベースにした国際比較の視点にもとづいて,アジアにおける社会問題と社会政策の共通点と相違点をいかに捉えるかを学ぶ。そしてその共通点と相違点が従来の福祉国家論に対して示す理論的および実践的示唆点について考える。
参考文献
金成垣,2008,『後発福祉国家論――比較のなかの韓国と東アジア』東京大学出版会
金成垣編,2010,『現代の比較福祉国家論――東アジア発の新しい理論構築に向けて』ミネルヴァ書房
金成垣,2016,『福祉国家の日韓比較――「後発国」における雇用保障・社会保障』明石書店
金成垣・大泉啓一郎・松江暁子編,2017,『アジアにおける高齢者の生活保障――持続可能な福祉社会を求めて』明石書店
【第6回講義】
○ コミュニケーションと社会的自己の社会学Ⅰ(出口剛司)
自己の生成と構造をコミュニケーションに関する基本学説を取り上げながら明らかにしていく。また「社会の液状化」「個人化の進展」「心理主義化する社会」等の命題を検証し、現代社会におけるコミュニケーションの構造的特徴と病理現象について考察する。
○ コミュニケーションと社会的自己の社会学Ⅱ(出口剛司)
コミュニケーションによる社会空間の創造と変容過程について、歴史的かつ理論的に考察する。とくに批判理論における公共性研究、承認論を取り上げながら、社会批判や社会構想のコミュニケーション的基礎を探る。
指定文献
出口剛司, 2010, 「アクセル・ホネットの承認論と批判理論の刷新:批判理論はネオリベラリズム的変革をどう批判するのか」『現代社会学理論研究』(第4号、2010年)
――――, 2011a, 「批判理論の展開と精神分析の刷新:個人の終焉から新しい個人主義へ」『社会学評論』(61-4)
――――, 2011b, 「社会とコミュニケーション」(鈴木健編著『コミュニケーション・スタディーズ入門』、大修館書店)
――――, 2014a, 「〈メディア〉が生み出す欲望と愛情――「本当の恋愛」と「究極の純愛」のはざまで」(豊泉周治・鈴木宗徳・伊藤賢一・出口剛司著『〈私〉をひらく社会学』、大月書店)(豊泉周治・鈴木宗徳・伊藤賢一・出口剛司著『〈私〉をひらく社会学』、大月書店)
――――, 2014b, 「民主主義を支える〈最初の約束〉――代表制と多数決のよりよい理解をめざして」(豊泉周治・鈴木宗徳・伊藤賢一・出口剛司著『〈私〉をひらく社会学』、大月書店)
――――, 2014c, 「愛国心から国の「カタチ」へ――憲法パトリオティズムを考える」(豊泉周治・鈴木宗徳・伊藤賢一・出口剛司著『〈私〉をひらく社会学』、大月書店)
――――,2019,『大学4年間の社会学が10時間で学べる』(KADOKAWA)
【第7回講義】
○ 言説社会学の構想Ⅰ(赤川学)
「社会とは、言説(言語行為・クレイム申し立て活動)の連鎖である」を基本仮説とする言説社会学を構想する。その知的基盤となるのは、ピーター・バーガーの知識社会学、ジョン・キツセ、ジョエル・ベストの構築主義、ミシェル・フーコーの言説分析である。
○ 言説社会学の構想Ⅱ(赤川学)
言語行為・言説の「意味」の社会的多様性と歴史的変容を分析するには、構築主義と言説分析の良いとこ取りをし、これを現代的な社会科学方法論として再構築する必要がある。なかでも構築主義における社会問題の自然史モデルとレトリック分析を紹介し、これをフーコーの言説分析や実際の具体的分析につなげる。
指定文献
赤川学.
2012. 『社会問題の社会学』弘文堂.
赤川学.
2018. 『少子化問題の社会学』弘文堂.
Best, Joel. 2008. Social Problems. Norton. =2020. 赤川学監訳『社会問題とは何か』筑摩書房.
【第8回講義】
○ 芸術と社会(小林真理)
社会において芸術はどのように存在してきたのか、そして市民社会の登場により、その経済的基盤、芸術制作のあり方はどのように変化したのかを考察する。
○ 日本における文化行政の展開(小林真理)
戦後の文化政策のパラダイム転換が起きた後、日本の社会で文化はどのように文化政策を取り扱ってきたか、とくに地方自治体の文化行政に注目をして考える。
指定参考文献
小林真理、片山泰輔編『アーツマネジメント概論三訂版』水曜社、2009年
小林真理編『行政改革と文化創造のイニシアティブ』美学出版、2013年
【第9回講義】
○ エスノグラフィー(民族誌)の方法I(本田洋)
①社会学/人類学とエスノグラフィー(民族誌):社会学と人類学における研究方法としての民族誌の意義付けと理論的思考との関係について整理し,この方法の発見的可能性を指摘する。
②マリノフスキーとクラの民族誌:民族誌の手法を人類学における学的規範として確立したマリノフスキーの『西太平洋の航海者』序論を参照しつつ,民族誌における資料収集と記述の特徴を整理する。
○ エスノグラフィー(民族誌)の方法II(本田洋)
③構造機能主義,解釈人類学,実験的民族誌:マリノフスキー後の民族誌をめぐる理論的思考を概観したうえで,研究者の立ち位置や研究協力者との関係をも対象化し,研究協力者たちが生きる世界を省察的に捉え直す実験的な民族誌の試みをいくつか紹介する。
④構造から実践へ──若干の理論的背景:社会的事実による外的拘束を強調したデュルケーム社会学と対照しつつ,ブルデューの実践理論を特徴づける認識様式を概観する。これを踏まえ,近年の民族誌的研究における理論的視角の転回を素描する。
指定文献とレポート課題
次の指定文献のいずれかを読んで考えたことを書いてください。
本田洋2007「韓国の地場産業と商品資源の構築――南原の木器生産の事例から」小川了編『資源人類学04 躍動する小生産物』pp.139-181, 弘文堂.
本田洋2019「農村移住を契機とする生き方の転換――現代韓国社会における農村の資源化に関する試論」『朝鮮学報』第249・250輯合併号,
pp.1-33.
本田洋2021「現代韓国社会における祭祀・追慕実践の諸脈絡」『韓国朝鮮文化研究』20, pp.41-67.
なお,指定文献はITC-LMSにアップロードする予定です。
【第10回講義】
○ 社会のしくみと読み書き:図的表現について(中村雄祐)
現代の社会を構成する重要な要素である文書の使い方について,特に書面の図的表現に注目しつつ,いろんな時代,地域の文書の書面を眺めながら考える.認知的人工物,図的表現,普遍性と多様性,文書のサイクル.
[参考文献]
中村雄祐 (2009) 『生きるための読み書き:発展途上国のリテラシー問題』(みすず書房)
ノーマン,ドナルド (1996[1993]) 『人を賢くする道具』(新曜社)
[参考サイト]
文化資源学の展望プロジェクト「文化資源学を支えるテクノロジー」
指定文献
中村雄祐 (2015)「デジタル・ネットワークと読み書きの行方」佐倉統編『人と「機械」をつなぐデザイン』(東京大学出版会)
【第11回講義】
○ データを読む:産業化(白波瀬佐和子)
本講の目的は、世の中の変化を社会学的にどう捉えるかを、具体的なデータとつき合わせながら議論することにある。産業化は社会変動論の枠組みから、社会学がこれまで取り組んできた代表的なトピックのひとつである。社会の開放性という観点から、産業化がどのように論じられてきたのかを示し、その分析視点が現代社会をみるうえにどう応用できるのかを探る。
○ データを読む:少子高齢化(白波瀬佐和子)
もうひとつの社会の変化として少子高齢化を取り上げる。少子高齢化は出生率の低下に代表される少子化の側面と、65歳以上人口割合の上昇と長寿化によって代表される高齢化の側面から成り立っている。人口動態に与える影響力は前者の要因が大きいものの、社会保障という公的制度との関係から後者の側面も無視できない。本講では、ひとの生き方というミクロな視点を加えて、少子高齢化の社会学的な見方を探る。
参考文献
白波瀬佐和子 『日本の不平等を考える』(東京大学出版会、2009年)
1 概要
本セミナーでは,社会学の古典的名著を講読する.講義は演習形式で行われ,各回の担当者が対象のテクストについて報告をした後,参加者全員で討論する.
この形式は,専門課程へ進学した後に必修課目となる「社会学演習」と同様の形式であり,本セミナーはそれに向けての準備という性格も持っている.このため,文学部社会学専修課程への進学内定者には,本セミナーの受講が必修課目として義務付けられている.
2 目的
下記に挙げる通り,今回選定したテクストは,同じ「社会学」という括りで分類されている学術研究であるが,そこで展開される議論の背後にある「考え方」は多彩である.これはそれぞれの著者が「社会」をどのようなものとして捉えていたか,ということとも深く関係しているが,そのような学問的意義に踏み込まずとも,いずれのテクストもいまだ色あせない知的な驚きをもたらしてくれる.貪欲と結びつけられがちな資本主義を生み出したのはプロテスタントの禁欲であったこと(ウェーバー),きわめて個人的な事柄だと思われている自殺は実は社会的な事象であること(デュルケーム),そして,逸脱をする個人の心理や行動ではなく,逸脱を統制する社会を問題化したこと(ベッカー)」.
本セミナーで扱う文献は社会学の基礎を学ぶために適したものであり,学生諸氏にはぜひ文献を楽しみながら積極的な姿勢での参加を望みたい.
今後,専門課程に進学した学生が卒業時に卒業論文を執筆し,社会学的な方法と発想で,自分の考えていることを説得的な論文に仕上げるためにはどうすればよいのかについて,本セミナーでの文献購読を通じて,学生ひとりひとりに考えを深めてもらうことが最終的な目的である.
3 テクスト
(1)Weber, Max, 1905, Die protestantische Ethik und der "Geist" des Kapitalismus, Tübingen: J.C.B. Mohr (Archiv für sozialwissenschaft und sozialpolitik; Bd. 20-21) .(大塚久雄訳, 1989,『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』岩波文庫.)
(2)Durkheim, Émile, 1912, Le suicide: étude de sociologie, Paris: Félix
Alcan. (宮島喬訳,2018,『自殺論』中公文庫.)
※1985年発売の旧版と間違えないように注意。
(3) Cressey, Paul Goalby, 1932, The Taxi Dance Hall: A Sociological Study
in Commercialized Recreation and City Life , University of Chicago Press.(奥田道大・吉原直樹監修、桑原司・石沢真貴・寺岡伸悟・高橋早苗・奥田憲昭・和泉浩訳,
2017 ,『タクシーダンス・ホール――商業的娯楽と都市生活に関する社会学的研究』,ハーベスト社.)
上記テクストは生協の書籍部などを通じて各自で入手しておくこと.いずれも複数の版・翻訳が存在するため、購読の都合上、指定されたものを入手するように注意すること.
4 スケジュール
今後のスケジュールは以下の通り.詳細は,10月7日(金)の第1回社会学概論の開講日に説明する.