1905年の卒論

1905(明治38)年に卒業した第一回心理学専修卒業生のうち、風見謙次郎の卒業論文が現在の心理学研究室に残されています。

風見謙次郎「意志論 全」

表紙を開くと、「哲学科(心理学)」のあとに署名があります。

このころの心理学の論文は必ずしも実証的な研究でなくてもよく、この「意志論」も意志という心理学的プロセスについて考察したものでした。風見は後に東北帝大教授になっています(生徒指導関係)。