集英社 高度教養寄付講座(平成27~29年度)
次世代人文学開発センター 先端構想部門

 


2014年度集英社公開講座  柴田元幸元教授(平成27年度から同講座特任教授)

 

活動報告

平成27年度集英社高度教養寄付講座の活動報告

 

第5回講演会 「スティーヴン・ミルハウザー朗読会」

自動人形、書物、遊園地、都市、奇術などをモチーフに、緻密な幻想世界を紡ぎ出しつづける作家スティーヴン・ミルハウザー氏初の来日。作品の朗読を中心に、皆さんからの質問にもお答えいただきます。


講演者 スティーヴン・ミルハウザー(作家、スキッドモア大学教授)
司会・通訳 柴田元幸(東京大学文学部特任教授)
日時 2016年5月22日(日)
午後2時~3時30分(開場1時30分)
場所 東京大学本郷キャンパス
文学部法文2号館2階 1番大教室
交通 地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷三丁目」、
南北線「東大前」下車、徒歩10分
住所 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1

どなたでもご参加いただけます。入場無料ですが、事前に予約が必要です。以下の専用フォームからお申し込みください。

https://www.l.u-tokyo.ac.jp/shueisha-kouza-05/form.html

定員に達したため、申し込み受付を終了いたしました。多くのお申し込みをいただきありがとうございました。

※定員に達した場合は締め切ります。

 

 

第4回講演会 「アカデミズムとパフォーマンスのあいだで -研究・翻訳・創作・上演」

学者とは基本的に「行なう」「演じる」より「調べる」「論じる」人種ですが、なかにはそうした枠の外に出て、さまざまな形で芸術活動を実践し、それによって研究活動もより豊かになっている人もいます。そのようにしなやかな形で活躍している方々が、語り、演じてくれます。


講演者 管啓次郎 (明治大学工学部教授)
岩切正一郎 (国際基督教大学教養学部教授)
ゲスト 小島ケイタニーラブ (シンガーソングライター)
那須佐代子 (女優・シアター風姿花伝支配人)
司会 柴田元幸(東京大学文学部特任教授)
日時 2015年11月21日(土)
午後2時~4時30分(開場1時30分)
場所 東京大学本郷キャンパス
文学部法文二号館2階 一番大教室
交通 地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷三丁目」、
南北線「東大前」下車、徒歩10分
住所 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1

どなたでもご参加いただけます。入場無料ですが、事前に予約が必要です。以下の専用フォームからお申し込みください。

https://www.l.u-tokyo.ac.jp/shueisha-kouza-04/form.html

第4回講演会は終了しました、多くのご来場ありがとうございました。

※一定人数に達した場合は受付を締め切ることもあることをご了承ください。

 

 

平成25・26年度集英社公開講座の成果として開設

 

寄付講座の設置目的

平成27年度4月1日に、本寄付講座は株式会社 集英社のご寄付により、本郷キャンパスおよび柏フューチャーセンターにおいて学部後期課程と大学院生を対象とした後期教養および高度教育授業を展開し、成績評価やアンケート等を通してその効果を検証しながら、分野を超えた「教養としての人文学」の新しい形のあり方を研究するために設置されました。

 

設置場所

次世代人文学開発センター先端構想部門 (平成17年度に文化交流研究施設を拡充改組)に併設します。同部門は前身の文化交流研究施設の時から、青柳正規教授(前国立西洋美術館長、現文化庁長官)が人文科学部門において我が国最初のCOE「象形文化研究拠点(平成11年度~平成15年度)」を獲得し、造形資料のデジタル画像と記載データを収集蓄積して象形文化アーカイブを構築、現部門へ改組後は、小佐野重利教授(最初、兼担教授のち専任教授)のもとで、小島毅教授(兼担)をリーダーとする文部科学省科学研究費補助金特定領域研究(平成17年度から平成21年度まで)「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成──寧波を焦点とする学際的創生」の拠点が置かれ、平成26年度には本部から配置替えにより向井留実子教授を迎え入れて、研究科「日本語アカデミックライティング」科目を開講し、大学院外国人学生のための日本語での論文執筆指導を開始するなど、研究科における先端教育研究を牽引してきています。

 

寄付講座スタッフ

<専任教員>

特任教授  柴田元幸 (アメリカ文学、研究科元教授)

特任准教授 河村英和 (観光文化学、元ナポリ・フェデリコ2世大学経済学部観光学科STIM契約教授)

特任助教  西川賀樹 (情報科学・情報管理)

 

<兼任教授> 小佐野重利 (次世代人文学開発センター先端構想部門教授)

       小島 毅  (次世代人文学開発センター先端構想部門兼担教授)

<非常勤講師> 高橋和久 (元研究科長、本部特任教授)

        村井章介 (立正大学教授)

        諸川春樹 (多摩美術大学教授)

 

寄付講座研究室(赤門総合研究棟6F)

H28年度の講義および公開講演の概要

本郷キャンパス 一般講義(大学院共通科目) およびタームごとに1回の公開講演を企画
S1・S2ターム
村井章介「古琉球から世界史へ」(火・5限)
古琉球とは「沖縄学の父」伊波普猷の造語で、1609年島津氏による征服以前の琉球をさす。この時代琉球は日本(ヤマト)の国家支配の外にあって、ヤマトをふくむ周囲の諸地域と関係を結び、15世紀には王国を形成して、海洋アジアの中心としてめざましい交易活動を展開した。現在は日本の一地域だが、その歴史は世界史のなかに置かなければ決してわからない。また、古琉球を語る史料は、おもろさうし、歴代宝案、辞令書、碑文、家譜など琉球自身の個性的な史料群はもちろん、島津家文書などの日本史料、明実録、朝鮮王朝実録、宣教師の記録や地図などのヨーロッパ史料等々、きわめて多様かつ豊かである。この授業では、これらの史料をじっくり読み解きながら、古琉球のおもしろさに触れ、世界史への眼を養っていきたい。
S1・S2ターム
高橋和久「英国探偵小説のはじまり」(木・4限)
探偵・推理小説というのはきわめて明確な輪郭を持った小説ジャンルであると考えられるが、その輪郭を規定しているものが何かを探るために、英国小説のなかに登場する探偵像に焦点を当てつつ、同時に、19世紀英国小説全般を考える手がかりを提供したい。
S1・S2ターム
河村英和「ヨーロッパ風景文化史」(木・5限)
ヨーロッパ人が理想とする自然風景は、近代においてどのように変貌・確立していったのか。自然をタイプ別に分類(山、丘、田園、森、洞窟、崖、谷、岩、海、滝、湖、川、島など)し、それぞれを各回のテーマにして、ヨーロッパ特有の自然美の概念を、17世紀から20世紀初頭に至る風景絵画・イコノグラフィーを中心にみながら、自然にまつわる音楽や文学・思想も包括しながら、近代ヨーロッパの精神を文化史的にたどってゆく。
S1ターム公開講座
第5回公開講座 5月22日(日) スティーブン・ミルハウザー氏(作家・スキッドモア大学教授)
S2ターム公開講座
第6回公開講座 7月2日(土) 斎藤希史氏(文学部教授)
A1・A2ターム
諸川春樹「ルネサンス美術の世界」(火・3限)
主としてイタリアのルネサンス期に制作された絵画や彫刻をテーマ別に取り上げ、スライドで鑑賞しながら、ルネサンス美術に内包されている興味深い問題を受講生の皆さんと一緒に考えて見ようと思っています。
A1・A2ターム
柴田元幸「英語圏小説を訳す/読む」(水・2限)
英語で書かれた現代小説を訳す力、鑑賞する力を養う。
A1・A2ターム
柴田元幸「英語で小説を読む」(水・4限)
アメリカ文学の代表的作品を読み、講義を聞くことを通して、アメリカ文学にくり返し現われる諸問題について知る。
A1・A2ターム
河村英和 「ヨーロッパ建築文化史」(木・5限) 
ルネッサンス期より盛んになった古代ローマ建築の模倣は、近代から現代まで脈々と受け継がれてきた。しかし19世紀ヨーロッパでは、そんな古典主義建築の呪縛から解き放され、様々な建築様式が復活した。国家主義の全盛期、自国にふさわしい過去の建築様式を模索しながら、国家アイデンティティや権力を「建物で」標榜させたのだ。18世紀から20世紀初頭までの間に、欧米(ヨーロッパの影響が強いアメリカも含む)各都市で流行した、歴史主義的・折衷的なモニュメンタルな建築物を通じて、愛国精神と建築の文化史をたどってゆく。
A1ターム公開講座
第7回公開講座 11月19日(土) 塩川徹也氏(東京大学名誉教授)(予定)
A2ターム公開講座
第8回公開講座 12月10日(土) 木村英樹氏(東京大学元教授)(予定)

 

柏フューチャーセンター

新領域創成科学研究科の全面的な協力により同研究科の以下の「共通科目」として開講します。特に柏キャンパスで学修・研究する新領域創成科学研究科の理科系大学院生を対象に「人文知のフロンティア」を切り開く高度教養講義を企画・展開し、議論や成績評価等を通してその効果を検証します。

 

新領域創成科学研究科「共通科目」のうち集英社 高度教養寄付講座関係講義(土曜日3,4限開講)

科目番号授業科目担当教員ターム単位数
職名氏名講義演習実験
47000-01 新領域創成科学特別講義Ⅰ 教授 保坂  寛 S1 2    
47000-02 新領域創成科学特別講義Ⅱ 教授 保坂  寛 S2 2    
47000-03 新領域創成科学特別講義Ⅲ 教授 保坂  寛 A1 2    
47000-04 新領域創成科学特別講義Ⅳ 教授 保坂  寛 A2 2    

*「新領域創成科学特別講義Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ」は、集英社高度教養寄付講座(人文社会系研究科)関係の以下教員により講義を行う。 ( )内は、各講義の副題。 講義はすべて土曜日に開講。

  

S1ターム「新領域創成科学特別講義Ⅰ(「美術の見方、考え方」)」  小佐野重利(教授)
高岸 輝(准教授)

 講義概要: 「目が第一の門で、それを通して知性は理解し味わう」とは、15世紀半ばにフィレンツエで上演された演劇の台詞。洋の東西の美術は、材質や制作技法や構成原理にはじまり、作品の見方や考え方にも相違がある。作品の見方や考え方は、歴史の中で紡ぎ出されたそれぞれ独自の技法・芸術論や宗教思想や、異なった自然・文化環境、さらにはそれらによって育まれた個人の感性にも影響される。

本講義では、西洋美術史と日本美術史それぞれの研究者である人文社会系研究科の2教員が、個々の具体的な美術作品を挙げて、異なるいろいろな見方や考え方を概説するとともに、メディアの進化による美術表現の可能性や美術と科学との親近性、あるいは比較美術史的な研究、異文化間を連結する研究アプローチなどについて論じ、美術史のフロンティアを模索する。

 

S2ターム「新領域創成科学特別講義II(「現代アジア文化論」)」 小島毅(教授)
藤井省三(教授)
本田洋(教授)

 講義概要:  東アジア(中国大陸、台湾・香港、韓国)の現代文化について、いくつかのトピックをとりあげて講義する。現代アジア文化に対する認識・理解を深めることで、国際交流の場で活用できる知識を得ることを目標とする。

 

A1ターム「新領域創成科学特殊講義III」 河村英和(特任准教授)

 

A2ターム「新領域創成科学特殊講義IV」 立花政夫(元教授・非常勤講師)