髙山 守 名誉教授

略歴

学歴

  • 東京大学文学部卒業
  • 東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学

職歴

  • 南山大学文学部助教授(1982年4月)
  • 東京大学教養学部助教授(1988年4月)
  • 東京大学文学部助教授(1990年4月)
  • 東京大学文学部教授(1994年4月)
  • 東京大学大学院人文社会系研究科教授(1995年4月~2013年3月)
  • 東京大学大学院人文社会系研究科名誉教授(2013年6月より)

学位

  • 博士(文学) (2001 年3 月京都大学より取得)

専門分野

ドイツ近代哲学

現在の研究・関心

  1. 因果必然性を理由必然性に解消することにおいて、必然性、偶然性、および、人間の自由というものの関係性を確定し、それぞれのあり方を明確化する。
  2. とりわけ、人間が自由であるということの内実を浮き彫りにし、その自由論を家族論へと展開する。人間のもっとも基本的な自由のあり方を、家族というあり方のうちに見いだそうと試みる。家族なるものの崩壊が、人間の自由というものの、ひいては、人間のもっとも重要なあり方の崩壊につながりうるのではないか。

(以上、二つの課題遂行の基盤は、いずれもヘーゲル哲学である。)

主要業績

著書

  • 『因果論の超克 ― 自由の成立にむけて』

    東京大学出版会、2010年1月.

  • 『ヘーゲル哲学と無の論理』

    東京大学出版会、2001年12月.

など

論文

  • 「家族の新たな基礎づけ――哲学的自由論のもとで――」

    『論集』、29、1-21頁、2011.3.

  • 「「絶対的な自由」をめぐって」

    『ヘーゲル哲学研究』、17、5-9頁、2011.12.

他多数