研究室の風景
哲学会共催

ジャン・グレーシュ教授講演会

フランスよりジャン・グレーシュ氏(パリカトリック大学名誉教授)をお招きして講演会が開催されます。その第二回が東京大学本郷キャンパスで行われます。
グレーシュ氏は1942年、ルクセンブルク生まれ、長らくパリカトリック大学哲学部で教鞭をとり、現在同大学名誉教授。リクールやハイデガーを始めとして、現象学由来の現代仏独哲学の研究で知られています。有名なスリジーのコロックでリクール、レヴィナス、アンリの三回にわたって組織責任者を務めるなど、フランス哲学会で重要な役割を果たしてきました。また、仏独バイリンガルの哲学者としても知られ、リクールの『他者としての自己自身』の独訳者、ヨナスの『責任原理』の仏訳者でもあります。
主著の一つであるOntologie et temporalite. Esquisse d'une interpretation integrale de Sein und Zeit(PUF, 1994)の邦訳が『『存在と時間』講義-統合的解釈の試み』と題されて、まもなく法政大学出版局から刊行されることになっています。

2007年9月21日(金)14時~17時
東京大学本郷キャンパス法文一号館第二大教室

通訳と公演原稿の邦訳を配布します