研究室の風景
東京大学大学院人文社会系研究科哲学研究室主催
グローバルCOE「死生学の展開と組織化」・哲学会共催

サラ・ヘイネマー博士講演会

ヘルシンキ大学講師・北欧現象学会会長であるサラ・ヘイネマー氏は、Toward a Phenomenology of Sexual Difference: Husserl, Merleau-Ponty, Beauvoir, 2003の著者で、主としてメルロ=ポンティとボーヴォワールの哲学を基盤にして性差の問題を現象学的に考えてこられた方です。しかし近年はフッサールの倫理思想にも関心を広げ、今秋の日本現象学会(大阪大学、11月10~11日)では、『改造』論文をテーマにして、フッサールの現象学的倫理学についての特別講演をされる予定です。また最近は、ハイデガーにおける死生の問題をレヴィナスの批判と対置しながら研究を進めておられ、今回の講演では、mortality-generativity の問題と絡めつつ、sexual differenceをめぐる考察を展開してくださることになっています。

日次:2007年11月7日(水)午後3:30~5:30
場所:東京大学本郷キャンパス法文1号館312教室

講演タイトル

"Phenomenologies of Sexual Difference: From Fecundity to Generosity"

オーガナイザ:榊原哲也
東京大学大学院人文社会系研究科哲学研究室
〒113-0033 東京都文京区本郷 7-3-1
Tel: Tel. 03-5841-3739
Copyright(C) 2007 Faculty of Philosophy, University of Tokyo, All rights reserved.