研究室の風景

ヴァンサン・キャロー教授 (パリ・ソルボンヌ大学) 講演会とセミナーのお知らせ

 日本学術振興会外国人招へい研究者の事業の一環として、ソルボンヌ大学のヴァンサン・キャロー(Vincent Carraud)教授を招聘し、講演会とセミナーを開催します。
 キャロー教授は、ジャン=リュック・マリオンの高弟で、デカルトとパスカルを主たる専門としながら、近世スコラからライプニッツに至る哲学史を素材に問題史的な大きな仕事(Pascal et la philosophie, PUF, 1992; Causa sive ratio. La raison de la cause, de Suarez a Leibniz, PUF, 2002; L’invention du moi, PUF, 2010)を残されつつあるほか、デカルトの初期思想に関する校訂本(Descartes. Etudes du bon sens. La recherche de la vérité. Et autres écrits de jeunes (1616-1631), PUF, 2013)を刊行され、また、現在、デカルト研究センター所長を務めるなど、この方面を代表する文字通り世界的な研究者です。
 今回は、キャロー教授の多方面にわたるお仕事の基軸となる二つの主題に関してご講演頂くと共に、現在校訂版を準備中というデカルトの『ビュルマンとの対話』とパスカルをめぐるセミナーを一回ずつ開いて頂くことになりました。
 詳細は以下のとおりです。みなさまのご来場をお待ちしております。
 プログラムPDF




*使用言語は基本的にフランス語ですが、必要に応じて、適宜通訳を行います。入場無料、予約不要です。

共催:東京大学文学部哲学研究室/筑波大学大学院人文社会科学研究科 哲学・思想専攻/哲学会(東京大学)
連絡先:鈴木泉(izumisz□mac.com) *□をアットマークに変更してください。

Copyright(C) 2007 Faculty of Philosophy, University of Tokyo, All rights reserved.