東京大学文学部現代文芸論研究室/大阪大学人間科学研究科GCOEプログラム主催 2009年11月13日


ダニロ・キシュ没後20年記念シンポジウム

失われた父を求めて —ダニロ・キシュ 収容所の詩学—

1953年、ユーゴスラヴィアとハンガリーとの国境の町スポティツァで、ユダヤ人の父とモンテネグロ人の母のあいだに生まれる。父はアウシュヴィッツに送られて消息を絶った。失われた父と少年時代をモティーフとする家族三部作――『庭、灰』『若き日の哀しみ』『砂時計』――で作家としての地位を確立した。しかし1989年、パリに移り住んで10年後、追い求めた父と同じ54歳のとき、死を迎える。それは帰属を表明していたユーゴスラヴィアの崩壊と時を同じくしていた。

ユーゴスラヴィアの国家解体後、キシュの文学は国内外でますます評価が高まっているなか、家族三部作の日本語訳が出そろったことを記念して、訳者の山崎佳代子さんをお招きして日本初のキシュのシンポジウムを行います。

日時:2009年11月21日(土)/14:30~17:30(開場14:00)
場所:東京大学文学部(本郷キャンパス)法文2号館2階2番大教室

パネリスト:山崎佳代子、奥彩子、柴田元幸、沼野充義

(企画:奥彩子、沼野充義)