「甘美なる聖母の画家 ペルジーノ展」開催記念講演会のお知らせ(改訂) 2007年6月15日


本講演会は、2007年4月21日より7月1日まで損保ジャパン東郷青児美術館で開催中の「甘美なる聖母の画家 ペルジーノ展 ―ラファエロが師と仰いだ神のごとき人―」に関連する第二回目記念講演会です。ペルジーノは16世紀初頭にかけてイタリアで最も評価の高かった画家でありながら、ラファエロなど他のルネサンスの巨匠に比べ、これまで日本ではあまり知られていませんが、ピエロ・デッラ・フランチェスカなどに見られるウンブリア画派伝統の確かな空間構成のなかに、清らかな聖女や聖人の姿を配する甘美(ドルチェ)な様式は、弟子の中でもラファエロが最もよく受けつぎ、ヨーロッパ中に広めました。盛期ルネサンス時代への架け橋として、フィレンツェとウンブリア画派をつなぐ輪として、ペルジーノの果たした役割の大きさを見直す機会となりましょう。日本ではペルジーノ展は一度も開催されたことがなく、今回展示されているペルジーノおよび同時代のウンブリア派の画家の作品あわせて44点の作品すべてが本邦初公開です。
ペルジーノが1470年代はじめにフィレンツェのヴェッロキオの大工房においてレオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェッリたちと一緒に修業したこともあり、講演会では特に1470年代フィレンツェ美術に焦点を当てた講演を開催する次第です。

「甘美なる聖母の画家 ペルジーノ展」開催記念講演会
「1470年頃のフィレンツェ美術 ― ヴェロッキオ工房を中心に」
Conferenza “L’arte di Firenze intorno al 1470: Bottega del Verrocchio”
主催:損保ジャパン東郷青児美術館、東京大学人文社会系研究科・文学部美術史学研究室
Organizzatori: Seiji Togo Memorial Sompo Japan Museum of Art, Istituto di Storia dell’Arte dell’Università di Tokyo

2007年6月30日(土) 午後2時より Sabato 30 giugno 2007, ore 14.00
東京大学文学部法文2号館1大教室 Facolà di Lettere, Università di Tokyo, L’Aula magna I

定員: 120名 (無料)

講演者および講演タイトル(予定)
アントニオ・ナターリ(ウフィツィ美術館館長)
「ヴェロッキオ工房におけるペルジーノ、レオナルドのいた頃―特にレオナルドの《受胎告知》―」(イタリア語使用・同時通訳)

マルツィア・ファイエッティ(ウフィツィ素描版画館館長)
「ウッフィツィの大公時代素描蒐集からみた素描家ペルジーノについて(仮題)」
(イタリア語・同時通訳)

コメンテーター兼討論司会
小佐野重利
「レオナルドの《受胎告知》とフランドルの風景表現」

日伊同時通訳付きのため貸し出し機器数に限度があり、予めご氏名、ご身分(学生・研究者・一般等)、ご住所など記載のうえ、下記に申し込みください。

連絡先: 東京大学人文社会系研究科・文学部美術史研究室 e-mail: artist@l.u-tokyo.ac.jp