現代文芸論研究室の発足と記念シンポジウムのお知らせ 2006年9月25日


東京大学文学部
現代文芸論研究室の発足と記念シンポジウムのお知らせ

2006年9月21日
東京大学文学部西洋近代語近代文学専修課程



【新たな専修課程の開設】
このたび東京大学文学部の西洋近代語近代文学専修課程(以下「西近」と略記)は改組され、平成19年4月から新たに現代文芸論専修課程として再出発することになりました。同時に、人文社会系研究科欧米系文化研究専攻の中に、現代文芸論専門分野の修士・博士課程も新設されます(大学院の募集要項は、現在、人文社会系研究科事務部大学院係で配布中です)。

今回の改組・新設は、広く世界の文学のありかたを視野に入れ、現代の文芸研究の成果を踏まえて研究する場を文学部に作ることが必要だという認識に立って行われるものです。

現代文芸論専修課程の基本方針は、複数の言語や地域にまたがって世界の文学を幅広く(日本も視野に入れながら)見ていくことです。欧米の近現代文学の研究を基礎としながらも、伝統的な一国一文学の枠内に収まらないような分野や、既存の専修課程で扱い切れないような言語・地域なども視野に入れてカリキュラムを編成します。


【研究分野と教授陣】
現代文芸論専修課程では、これまでの西近と同様に、欧米の個別の作家や作品を研究することができますが、特に、以下のような分野を積極的に扱うのが、現代文芸論専修課程の特色となります。
・翻訳論――その理論と実践
・批評理論
・越境文学論(亡命文学、クレオール文学、ラテンアメリカ文学、世界文学など)
・欧米の一国一言語に限定されない視点からの文学研究全般
・既存の専修課程(英文、独文、仏文など)の枠に当てはまらない言語文化

現代文芸論の授業や教育は、以下の教員が担当します。
専任教員
柴田元幸教授 翻訳演習、英米文学
沼野充義教授 越境文学論、ロシア東欧文学、文芸批評
協力教員
大橋洋一教授(英文) 批評理論、英米文学
その他、欧米文学・日本文学を専攻する東大文学部の様々な教員が授業と学生指導に関して協力する予定です。


【発足記念シンポジウム・大学院説明会】
新しい研究室の発足を記念して、以下のようにシンポジウムを開催いたします。また大学院受験に関心をお持ちの方のための説明をあわせて行います。皆様のご来聴をお待ちしております。

現代文芸論研究室発足記念シンポジウム・大学院説明会

文学を 読む/翻訳する/研究する
――21世紀の大学に文学があることの意味――

日時
2006年10月7日(土)午後2時~5時(開場 午後1時30分)
場所
東京大学文学部(本郷キャンパス)
法文2号館2階 文学部1番大教室
113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
入場無料・予約不要。どなたでも自由に入場できます。
交通
地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」、南北線「東大前」、
千代田線「根津」など下車、いずれも徒歩10分程度。
東大構内案内図:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_02_j.html

プログラム
午後2時~2時10分
開会の辞 高橋和久(東京大学人文社会系研究科長・文学部長)
午後2時10分~3時30分
シンポジウム
パネリスト
三浦雅士(文芸評論家)
「文学という彼岸―21世紀の可能性」
大橋洋一(東大文学部教授、批評理論・英米文学)
「文学批評のなかでこれ以上続いてはならないこと」
柴田元幸(東大文学部教授、翻訳論・英米文学)
「訳すという読み方」
沼野充義(東大文学部教授、越境文学論・ロシア東欧文学)
「文学研究には象を呼べ!」
午後3時45分~4時
現代文芸論専修課程の説明と大学院案内
午後4時~5時
自由討論・質疑応答