21世紀COE<死生学の構築>公開シンポジウム「生死をめぐる同意と決定」のお知らせ 2004年11月9日


生死をめぐる同意と決定
Consent and Decision concerning Life and Death

第1部 12月11日(土) 11:00-18:30
The Philosophy of Facing Uncertainty: Epistemic Limits, Probability, and Decision
不確実性に向かうことの哲学:認識的限界・確率・意思決定

第2部 12月12日(日) 13:00-17:00
生き死にの選択
Choices about Life and Death

会場:東京大学文学部一番大教室

生死に関わる「自己決定権」ということが話題となって久しいが、何でも自分で決断しさえすればすべてが決着する、というものでもない。そうした決断がなされるには、まず医療側が、診療データ、可能な治療の選択肢とそれぞれの予後の見込み、選択肢それぞれのリスクや成功の確率、コスト面の条件、などについての基本用件を踏まえて、最善の道筋についての合理的な意思決定を下し、それを患者に説明し、そして次に患者側が、自分の希望や価値観を踏まえて、やはり合理性に適った同意・意思決定をしていく必要がある。そうでなければ、説明責任を果たせず医療裁判になったり、後悔を残すことになったりしかねないからである。
本シンポジウムではこうした不確実でリスキーな状況下での、生き死にに関する同意形成や、決定のプロセスを主題として、理論的・実際的両面からの問題提起を行う。
第1部では、基礎的な作業として、確率や意思決定に関する理論的・哲学的問題を検討する。人間の認識の限界、確率概念の解釈、ベイズ主義認識論、意思決定理論などがトピックとして言及される予定である。イギリスなどから三人の研究者を招く。
第2部では、前日の成果を踏まえて、実践的見地から、医療についての同意と決定の問題を論じる。医療における意思決定、インフォームド・コンセント、医療裁判、医療経済、などのトピックが論じられる予定である。加藤尚武氏(鳥取環境大学の司会で、日本人の研究者による討論形式で行う。


* どなたでもご自由にご参加いただけます。(無料)
* 事前のお申し込み等は不要です。
* 通訳ならびに日本語資料もご用意致します。

詳細については下記のHPをご覧下さい。